「お好み焼き」と「ご飯」
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「先輩、大阪府が『お好み焼きとご飯の食べ重ねは控えるように』って注意喚起を出したそうですよ」
ある日、昼休みに弁当を食べていると、後輩から言われたひとこと。
メンバーの中で大阪出身は自分だけだったので、話題をふられた模様。
私は10年以上、大阪から離れて東京で暮らしている。
よく冗談で「大阪を捨てた」と言われるが、決してそんなことはない。どちらかと言うと、地元愛が強い方だと自負している。
お好み焼きやたこ焼き、いわゆる「粉もん」も勿論大好きで、香ばしいソースの匂いがどこからかふわ~んと香ってきた時は、勝てる自信がない。
「粉もん」は大阪人のソウルフード。
こうしてブログを書いている時にでも食べたい!と思ってしまうほど、体に染みついている。
…が、このニュースを見て、大阪民だけど、お好み焼きとご飯を一緒に食べたことってないな…と思った。
東京の店でも食べたり、地元に帰れば家族でお好み焼きを食べに行くが、一度も一緒に食べたことがなく、いまいち馴染みがない。
「見た目は子ども、頭脳は大人」で有名な某アニメのキャラが「大阪人はお好み焼きとご飯を一緒に食べるのは当たり前やで、常識や」的なことを言っていた記憶があるが、それを見ていた当時の私は、「またそうやって大阪の間違ったイメージを植え付けて…!やめろ…!」と思っていたほど。
(というと、お好み焼き+白飯をセットで食べる人たちに怒られそうな気もする)
でも、ふと、「でも、うどんとご飯は一緒に食べるな…」と思ったところで、これと一緒の感覚なのかな…とひとり納得した。
炭水化物×炭水化物は肥満の原因と言われるが、そうとわかっていても、「美味いもんは美味い」のだ。
「食わず嫌い」とかではなく、ただ単に一緒に食べるという発想がなかっただけなので、今度は地元に帰ってお好み焼きを食べる機会があったら、この食べ合わせにチャレンジしようと思っている。(麗)