美容院と私
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このブログで何度か美容院に行くのがとても苦手だという記事を書いてきた。
しかし、そうは言っても髪は伸びるので、プロに切ってもらわなければボサボサになるし見栄えもよくない。
そこで先週、久しぶりに美容院へ行った。
いまは、前の記事で書いた美容院とは異なる所で(いまだに店を転々としている)髪を切ってもらっている。担当は女性美容師。
予約の電話1本でさえ何時間も躊躇ってしまうほど、美容院に行くのが億劫な性分。
最近は美容専門アプリでネット予約をすることを覚えた。
近場の美容院に絞り、いま通っている美容院に初めて来店したとき、あるアンケートを渡された。
内容は、「髪質」や「どこで当店を知ってか」、「美容師に求めるものは」などなど。
スラスラと答えていると、ある質問でペンが止まった。
『会話を楽しみたい』『なるべく話したくない』
「美容院での会話」に関する質問だった。
究極の二択。
どちらかというと美容院に行くこと自体が苦痛なので、もうこの時点ですでにアウトだったのだが、求められているからには応えないといけない。
軽く5分くらい悩んだ結果、「なるべく話したくない」を選択した。
担当美容師は、私のアンケートの回答通り、口にしたのは必要最低限の会話のみでいてくれた。
無言でせっせと私の髪を切る担当、隣で大盛りあがりする別の客と美容師。
なんだか悪いことをしてしまったな…とひとり勝手に居心地が悪くなってしまった。
現在も、この店で髪を切ってもらっているが、やはり必要最低限の会話を心掛けてくれている。
「あの…、もう回答通りにやってもらわなくてもいいです…」
無言が続く店内で、何回この言葉が脳裏をよぎったことか…。(麗)