母校の創立70周年イベント
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25日の日曜日、母校である千葉朝鮮初中級学校の創立70周年記念行事に足を運んだ。
前日までの雨もやみ、この日は午前中から晴天。創立記念式典と「ナ・ノ・ハナフェスタ」と題されたイベントには全体で1300人が集まり、盛況を博した。
この行事の名称にある「ナ・ノ・ハナ」とは、朝鮮語の「나, 너, 하나(「私、あなた、一つ」の意)」の音読表記であり、千葉県の県花である「菜の花(なのはな)」にかけているのだ。一連の事業は、学校創立70年記念事業準備委員会が昨年8月から準備を進め、今年1月には実行委員会が発足し、活動に拍車がかかった。
この日、舞台上では在校生による歌や踊り、歴代の校長やオモニ(母親)会長ら功労者の紹介、抽選会、etc, 運動場には各種売店が設置されるなどおなじみのイベントの光景が広がっていた。
創立70周年記念事業の一環として校舎の補修工事(外壁塗装、トイレ改修)が行われたこともあって、久々に訪れた母校は見違えるように雰囲気が明るくなっていた。同校卒業生を中心に地域の若い世代から学校に通学バスが寄贈された。
創立70周年をきっかけに卒業生間のつながりを強めて、来年1月に連合同窓会を結成することも決まった。この日は各期卒業生の代表が舞台に上がり、学校のためにがんばっていこうという呼びかけがなされた。私も代表者の一人として舞台に上がった。
私が通っていた1980年代半ばから90年代前半と比べて母校の児童・生徒数は5分の1程度にまで減っている。環境的な要因もあるが、80周年、90周年、100周年を迎えられるかどうかはひとえに私たち一人ひとりの努力にかかっているのだということをあらためて痛感した。(相)