今年で7回目を迎える千葉フレンドシップフェスタ
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先月の11日で、2011年の東日本大震災から丸6年が過ぎた。
その震災直後の同年5月に産声を上げた、私の地元千葉県の国際文化交流イベント・フレンドシップフェスタが今年も千葉朝鮮初中級学校のグラウンドで行われる。
今回で7回目の開催となるフレンドシップフェスタは、東日本大震災の被災地復興支援、朝・日友好と交流などを目的に掲げて2011年から始まったイベント。地域の在日朝鮮人の若い世代が企画している。
開催は5月21日、10時30分から。各種飲食屋台が軒を連ね、文化公演や国際交流フットサル大会、チマチョゴリ試着コーナー、足裏マッサージ、豪華商品が当たる大抽選会など充実した内容となっている。非常に楽しいイベントで、参加して損はない。第1回から欠かさず参加している私が保証する。
問い合わせは実行委員会まで
TEL=043-233-6225、FAX=043-233-6532、Eメール=kyc_ichiban@ybb.ne.jp
3.11から6年。当時のことをつらつらと考えていると、今年初めに亡くなった地元の総聯本部委員長の李英植さんがふと脳裏に浮かんだ。
震災当時、李さんは、もっとも甚大な被害をこうむった宮城県の本部委員長をしていた。私は震災から1週間目にして現地に入り、東北朝鮮初中級学校で寝泊りしながら取材活動にあたった。故人に対しては、年齢が離れていることもあって強面の活動家という印象を持っていた。そんな彼が被災地を回りながら涙を流す姿を見て、現場がどれほど大変なのか一瞬にして理解した。
当時、東北朝鮮初中級学校の校長を務めていた尹鐘哲さんも一昨年に亡くなっている。被災地で最前線にいた方々が相次いでこの世を去った。本当に悲しい。(相)