朝鮮学校補助金不交付問題、千葉駅前で街宣
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既報のように、千葉市は先月27日、千葉朝鮮初中級学校(同市花見川区)に対する外国人学校地域交流事業補助金の2016年度分の交付を取り消す決定を下した。
前回の私の担当エントリでもこのテーマを取り上げたが、市のこの不当な措置に対して、各方面から憤りと抗議と声が上がっている。
昨日、JR千葉駅前で、本件に対する抗議や高校無償化制度適用など朝鮮学校に対する権利保障と拡充を求める街頭アクションが行われた。県内の若い世代の在日コリアンが中心となって、約1時間にわたってマイクアピールやビラ配りなどを行った。
集まったのは千葉朝鮮初中級学校の卒業生や同校の教職員、同校に通う児童・生徒たちの保護者、そして学校支援団体・千葉ハッキョの会のメンバーら約40人。にぎわう日曜夕方の路上に飛び出し、道行く人々へ懸命に訴えかけた。
ビラを受け取ってくれる人、立ち止まってマイクアピールに耳を傾ける人、素通りする人、嫌がらせのように心無い言葉を投げつける人―。朝鮮学校を取り巻く状況は厳しいが、事態を打開するにはさまざまな方法で声を上げ、地道に世間に訴えかけるしかない。
今週の日曜日(21日)には、千葉朝鮮初中級学校で第7回フレンドシップフェスタが開催される。http://chosonsinbo.com/jp/2017/05/20170513khj/
2011年、東日本大震災の年から始まった国際交流イベントで、地元を中心に毎年大勢の日朝市民たちでにぎわいを見せる。こんな時期だからこそ、今年は例年よりも多くの人々が足を運んで行事を盛り上げてくれることを願っている。(相)