久々に、ウリハッキョ運動会へ
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6月4日、母校の運動会に行った。
大学を卒業してからは特に、母校に足を運ぶ機会が増えたような気がするが、そういえば運動会には行けていなかった。10年ぶりくらいだと思う。
子どもたちが走る姿は、なぜか涙が出そうになる。
去年の学芸会のブログでも書いたが、児童数は少なくても、一人ひとりは相変わらず全力投球で、時には1人で何人分も動く。
その分、多くの経験をしているのだと思う。
夜会などの恒例行事とは違って、運動会は家族や親戚が在学していなければなかなか行きにくいという人も多い。
私もなんとなくそんな雰囲気を感じていたが、最近では各地の学校で「同胞大運動会」という形式で運動会を開催することが多くなった。私の母校では午前中で競技を終えて、お昼はみんなで焼肉パーティーをする。
児童数の減少によって従来の形での開催が難しくなったということもあるが、保護者以外の地域の大人たちも参加しやすくなるというメリットもある。
中にはもちろん焼肉目当ての方も。知っている日本の方を呼んだりして、朝日交流も深まる。
運動会といえば、昼食の時間に人ごみの中からアボジ・オモニを探し当てて、みんなでお弁当を囲むことが一番楽しい時間だった。それを考えると、お弁当がないのは少し寂しいような気もするが、家族ごとに七輪を囲って盛り上がるようすもなかなかいい。
今の在学生たちの記憶にはどんな運動会の思い出が残るのだろう、そんなことも考えてみる。
また、いつもより多いお弁当作りで運動会前から疲れていたオモニを思い出すと、保護者の負担が減ることが何よりいいことだと思う。
イオ編集部で記者をするようになってからは、取材でお世話になった方との再会や新しい出会いなど、母校でも楽しみが増えた。
ウリハッキョはいつでも懐かしい場所だが、そんな新しいことにも遭遇する。(S)