かわいいウリナラ
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おとといの夜に日本に戻ってきて、昨日はお休みをもらい、今日から出社しました。前回のブログで平壌時間を忘れないと書きましたが、向こうでの3ヵ月間、目覚ましとして使っていたipodの方まで日本時間に戻すのを忘れていたため、危うく出勤初日から遅刻してしまうところでした(平壌時間は日本時間より30分遅いため、7時に起きたつもりが実は7時半だった)。
出勤の支度中にふとスマホを見た時に「8:03」と表示されていて全てを理解しました。いつも家を出るのが8時。ダッシュで残りの支度を終え、間一髪バスに乗り込んで、いま無事に事務所でこの文章を書いています。
今日は朝鮮で(かわいいな)と思ったことを紹介します。
朝鮮を発つ数日前、日本へのお土産を探しに行きました。そこで見つけたのがこの「대추단설기(テチュタンソルギ)」。대추はナツメのことです。美味しそうだったので、30個くらい入っている大袋を購入しました。ホテルに帰り、袋を開けて取り出していると一つだけ違和感のあるものが。
おわかりでしょうか。上のものに比べて袋がパンパンです。よく見ると右側に단설기の切れ端が入っています。生産過程で出てしまった切れ端でしょう。日本なら廃棄するか、切れ端をまとめて少し価格を下げて販売するか。しかし朝鮮は、入れてしまう!
「サービスだ、入れちゃうか!」。―どこかゆるくて人間味あふれる朝鮮の人々を象徴しているようで、(なんだかかわいいな)と思ったのでした。(理)