6年生の校内放送
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出張先で西神戸朝鮮初級学校を取材した。
パワフルな児童たちにたくさん笑わせられながら過ごした数日間、印象に残っているのは色々とあるが、中でも6年生の校内放送には感心。
お昼時間になると6年生の今日の当番が職員室にやってくる。
クラスで回している校内放送のノートには、児童が自分で考えて作った原稿がびっしり。
放送では、ウリマルに関する内容や今週の催し物、在校生インタビュー、当番が準備してきたなぞなぞや問題などが発表される。
締めは、放送者の独唱。週末に習う「祖国統一」をテーマにした歌を毎日歌うことになっているそうだ。
この日は「分界線コスモス」の歌を熱唱し、学校中に力強い歌声が響き渡った。
放送が終わった途端、お弁当を食べるよりも先に職員室の前に設置された「なぞなぞの箱」に集まった児童たち。
今日の問題の答えが何か必死に考えると、紙に答えと名前を書き込み箱の中へ!
低学年生たちも答えがわかったようで次々と集ってくる。
解答は翌日の放送で発表される。抽選で引かれ正解した児童には飴をプレゼント。
6年生による校内放送は今年度から始まった。
1学期は担任の先生が原稿を用意したが、2学期からはすべて自分たちで内容と原稿を準備している。
堂々と放送を担当する6年生の姿が頼もしくて感激してしまった。
毎日繰り広げられる、西神戸初級お昼時間の光景だ。(S)