金滿里さんソロ公演『寿ぎの宇宙』、東京で!
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月刊イオで、2015年と16年に連載していた巻末エッセイ「金滿里のこれは態変だ!」。
身体障碍者の唯一無二の身体表現を引き出す「劇団態変」主宰であり、自身も重度ポリオ障碍者としてさまざまな表現を試みてきた金滿里さんが、障碍のこと、社会のこと、差別のこと、表現のことなど、たくさんの言葉を綴って下さいました。
その金さんの4作目となるソロ作品『寿ぎの宇宙』が今月、東京で初公開されます。
「寿ぎ(ことほぎ)」とは、祝福すること、喜びの言葉をのべること、などの意味だそうです。以下、作品紹介です。
「祈る」ということに真正面から向き合い 宇宙を寿ぐ
本作は、3.11以降の原発事故にみる人類の愚行への許しを乞い、「祈る」ということに真正面から向き合う作品として、2013年創作され大阪で初演を迎えました。作品の背景にはまた、34年間の劇団活動の中で亡くなった、7人のパフォーマーへの思慕の念も含まれます。命の崖っぷちに立たされた人が、真にこの世界・この宇宙に記憶を残さんと命がけで刻むようにある舞。それが、祈りであり、寿ぐ、ということなのだろうという思いで演じられる『寿ぎの宇宙』は、生者だけに目を向け閉塞していく現代社会の扉をこじ開けるように、生者も死者も共にあるということを語りかけ、観る人を勇気づけてきました。
●『寿ぎの宇宙』プロモーションビデオ(1分45秒) https://www.youtube.com/watch?v=aXCaySP7AX8
上演日は10月13日(金)から15日(日)で、現在15日のみ若干の席があるそうです。関西を拠点にしている金滿里さんが東京で公演する機会はそう多くないので、お時間の会う方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。私も今回、初めて観る予定です。
公演の上演情報詳細は以下をご参照ください。(理)
金滿里ソロ公演『寿ぎの宇宙』(監修:大野慶人、作:金滿里)
日時:10月13日(金) 19:00★1 前売完売
10月14日(土) 14:00 前売完売
10月15日(日) 14:00★2
※受付開始は開演1時間前、開場は開演30分前より
★の回は終演後に金滿里とゲストによるアフタートークを行います
★1 田口ランディ氏 ★2 谷川渥氏
開場:d 倉庫(JR日暮里駅南改札口より徒歩7分) ※マップ→http://www.geocities.jp/azabubu/map_d.html
チケット:【前売】一般4000円、障碍者・介助者・シルバー3000円 、22歳以下2000円/【当日】4500円
※当日券は、若干枚発行予定です。受付開始時刻(開演の1時間前)より先着順にて、当日券用の整理番号を発行いたします。残席状況にて、当日券の発行枚数を確定し、空席分のみのご案内とさせていただきます。
問合せ:Tel/06-6320-0344、web予約フォーム/http://www.asahi-net.or.jp/~tj2m-snjy/form/ticket2.html