大阪での勝訴を受け、高校無償化裁判本の続編を出版!
広告
高校授業料無償化・就学支援金支給制度から排除された朝鮮高校の生徒らが国を相手取って裁判を起こしてから4年半。日本全国5ヵ所で係争中の裁判のうち、今年に入って広島、大阪、東京の各地裁で判決が下されました。
7月28日には、大阪では大阪朝鮮高級学校を就学支援金の支給対象に指定するよう国側に命じる原告全面勝訴の判決が言い渡され、一方、広島と東京では原告全面敗訴の判決が下りました。
イオ編集部は、大阪での歴史的な勝訴判決を受けて、15年7月に出版した『高校無償化裁判~249人の朝鮮高校生 たたかいの記録』の続編を出版します。
書籍タイトルは、『大阪で歴史的勝訴――高校無償化裁判 たたかいの記録vol.2』
本書では、大阪、東京、広島の各裁判の判決当日のルポや判決要旨、解説を、地裁審理が継続中の愛知、九州の裁判については現状を整理。裁判に関する基本情報をまとめたQ&Aや大阪と東京の原告側弁護士の対談も収録しています。
完成は東京で「朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利を!全国集会」が開かれる10月25日。
地裁から高裁へと裁判はまだ続きます。最終的な勝訴に向けて、無償化裁判のすべてがわかる本書をぜひご活用ください。
==================================================================
書籍タイトル:『大阪で歴史的勝訴――高校無償化裁判 たたかいの記録vol.2』
月刊イオ編集部編○発行:樹花舎、発売:星雲社 500円+税、A5版、80ページ
●ご注文方法
◇注文方法は①ファクス(番号→03・5615・4095)、②e-mail(orderアットマークio-web.net)の2つの方法があります。
◇ファックスの場合、①希望冊数②ご住所③お名前④電話番号⑤e-mail⑥請求書宛名―をお書きください。
◇e-mailの場合は、件名に「無償化本注文」と明記のうえ、前記6項目を記入ください。
◇10月25日以降の発送となります。発送に1週間ほどかかります。
◇ご請求料金は書籍代(540円、税込み)に送料180円(1~4冊の場合、それ以外は別途規定あり)がかかります。
●『大阪で歴史的勝訴――高校無償化裁判 たたかいの記録vol.2』目次
高校無償化制度、無償化裁判 きほんのQ&A
第1章 大阪で歴史的勝訴!
1 朝鮮高校不指定は、「違法、無効」
2 屈せざる者たち、結実した4年半のたたかい
●国の差別ただす歴史的判決 丹羽雅雄●大阪無償化裁判弁護団長
【解説】大阪地裁判決のポイント /【資料】大阪無償化裁判大阪地裁判決要旨
3 補助金裁判、控訴審へ
第2章 東京、一審敗訴 国の差別を司法が追認
1 62 人の東京朝高生の声、届かず
2 東京弁護団の功績―文科省役人の証人尋問の実現
●事実から目をそむけ、規定ハ削除の違法性も判断せず
喜田村洋一●東京無償化裁判弁護団長
【解説】東京地裁判決、何が問題か /【資料】東京無償化裁判東京地裁判決要旨
第3章 広島、愛知、九州でも裁判続く
1 広島―逆転勝利を誓い再出発
●文科省がやっていることは差別の扇動 足立修一●広島無償化裁判弁護団長
【資料】広島無償化裁判広島地裁判決要旨
2 愛知―「歴史と法」の2本柱で
●「人権問題」としての朝鮮高校無償化事件 内河惠一●愛知無償化裁判弁護団長
【資料】山本かほり教授意見書 「朝鮮学校で学ぶことの意味」
3 九州─民族教育を否定する被告・国
●下村元大臣の証人尋問実現を 服部弘昭●九州無償化裁判弁護団長
第4章 1勝2敗、裁判をどう闘うか
1 1勝2敗。どう闘う、無償化裁判
対談/大阪 金英哲弁護士× 東京 李春熙弁護士
2 裁判運動・新しい境地へ
●資料
日誌 無償化裁判をめぐる動き(2010 年〜)
無償化問題に関連し国連人権条約審査委員会から出された総括所見
朝鮮学校の歴史性を正視すれば、おのずと「解」は明らかである
──「あとがき」にかえて 田中宏