料理をつくれる人は偉大
広告
イオで特集される料理企画で、ほぼ毎回、撮影を担当している。
人とは違い、物言わぬ料理。こちらがリクエストをしても、応えてはくれない。
料理撮影はとてもとても難しいが、どうすれば美味しく見せられるだろうかと試行錯誤するのが楽しい。
撮影後には、作り手たちの愛情がこもった料理をいただける。
一人暮らしの身としてはこれが大変ありがたい。
手間暇かけて作ったあたたかい料理ってどうしてこんなに美味しいんだろう、といつも感謝をしている。
私は料理をつくる事に関してはてんで素人でもっぱら食べる専門だが、作っている姿を見るのは好きだ。
よく台所に立っているオモニの横で工程を眺めていたが、いまだに料理をつくる楽しさを見いだせないでいる。
趣味を謳歌しているので興味がそこにないというのも、単純に面倒くさいという理由も、色々だ。
作り手の背中を眺めながら、しみじみ思う。
いつか自分にもその楽しさがわかる時が来るのだろうか。
いや来ないかも…?
撮影で作っていただく料理はいつも美味しい。
すごいな、偉大だな、と
ひとときの幸せをかみしめている。(麗)