正月の風物詩
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昨年のこの時期もブログで書いたと思うが、年末年始は毎年、大阪のハラボジ・ハルモニの家で過ごしている。
ここ数年は、大阪にいる大学時代の友人と会ったり、イオの取材で人とあったりと、忙しくて充実した旅になっているが、やはり毎年変わらない風景といえば、ハラボジ・ハルモニが繰り広げるテンポのいい日常会話だ。
かなり激しいケンカ?のようにも聞こえるが、隣で聞いていると笑しか出ないくらいその会話が面白い。
頻繁に会いにこれない私にとって、大阪の風物詩のようなものだ。
これがいわゆる、1世のユーモアというものなのだろうか、それとも「大阪」という土地柄なのか…。
きっと両方だと思うが、どちらかといえば後者だろう(笑)。
今年もハラボジの演説とハルモニのキレのいいツッコミが炸裂していた。
正月の法事の準備で忙しいハルモニ。
今年は買出しに着いていった。
危なっかしく自転車をこぎながら業務用スーパーに向かい、ささっと材料を手に取っていくのを隣でついて回る。
自分に出来ることはほとんどなく、重い荷物を軽くしてあげることくらいだ。
大晦日、遅くまでいろいろと料理を作っているハルモニだが、料理を作るときは「気持ち」が大事だという。
「おいしく作りたい!」と思いながら作ると本当においしく出来上がるが、そんな気持ちがなく作ると味も変わる。
「今日は味がイマイチだなぁ」と感じた時、振り返ってみるとイヤな気分で作っていたことに気付くらしい。
私は料理は得意ではないが、作るときはプラス思考で楽しく作ろうと思った。
そんなこぼれ話が面白い正月だが、せっかくなので来年は料理自体も習いたい。
ハルモニのソンマッ(手作りの味)をそっくりそのまま習得するのは難しいだろうが…。
ハルモニが作る、シワひとつないきれいに蒸された黒豆から習おうと思う。(S)