今年も金曜行動がスタート 日本人支援者とともに200回
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朝鮮学校への高校無償化適用を求める、文科省前での「金曜行動」。
先週金曜日、朝鮮大学校学生たちが参加する2018年最初の「金曜行動」が行われた。
昨年までと変わらず、同胞や日本人支援者が行動を共にしている。
この日は韓国からもモンダンヨンピルのメンバー3人が駆けつけ、学生たちを激励した。
金曜行動は2013年5月31日、今は卒業していない朝大生たちによってスタートし、その後、多くの人々が集まる運動の広がりの拠点となってきた。
15年7月からは「朝大生に続く勝手に金曜行動」も始まった。
大学の長期休暇期間は朝大生が文科省前に来られないため「金曜行動」は休みだが、日本人支援者たちが代わりに「金曜行動」を決行し、運動をつないできた。
そんな金曜行動だが、この日、日本人支援者による「勝手に金曜行動」を合わせると200回目。
「こんなことを200回もやらないといけないのか」と、支援者らは朝大生らの負担などを心配しながら文科省に怒りをぶつけていた。
「朝大生が勉強や大学生活に集中できるよう、これが250回、300回とならないよう、早く無償化問題を解決しろ」と訴えた。
「私は私の日本人としての誇りをかけて、こんな不合理な教育行政を絶対に許せないという思いでここに立っています―」
昨年6月から、福岡の朝鮮学校を皮切りにすべての朝鮮学校を訪問した長谷川さんもマイクをとった。
「文科省のみなさん。朝鮮学校の教育の内容を自分の目で見てください。日本社会で生き抜く力、過去の歴史を見極め、正しい正義が何かを見抜く力を確実に育てている朝鮮学校をその目で見れば、あなたたちがやっている非教育的、非人道的、まさに差別としかいいようがない政策の誤りがはっきりと分かるはずです」
朝大生のひとりは金曜行動が終わった後、「この活動が200回も続いていることがくやしい。だが、連帯を持って運動が広がっている、そんな『力』が僕たちにあるということを感じる日でもあった」と話していた。
今年2月には全国行動が行われ、各地で運動を盛り上げていく。(S)