東京の大雪と大学入試
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22日の月曜日、東京でも大雪となった。交通機関が乱れ高速道路も通行止め、事故も多発した。東京での生活も長いので、大雪に遭遇したことは何度かあるが、いつも東京の雪に対する脆弱さを痛感する。
月曜日は雪が強くなり始めたころ早く会社を出たので、幸い無事に帰宅できた。翌日の火曜日は一面の銀世界になっていた。いつもよりも早く家を出たにも関わらず、電車が大幅に遅れて、いつもよりも会社に到着するのが遅くなってしまった。また、歩いている途中にすべって転び、背中を強打し左手首を捻挫してしまった。
昨日の火曜日は、息子の某大学の入学試験の日で(試験は今日まで)、雪が積もるなか朝早く試験会場に出かけていった。
それで思い出したのだが、40年ほど前、私の大学入試の日も、大雪だった。こちらは何とか時間前に会場に到着できたが、交通機関が乱れ、試験の開始を1時間遅らせる措置がとられたことを鮮明に覚えている。
その大学には何とか合格し入学することとなった。大学時代に祖国の言葉や歴史、在日朝鮮人の人権や置かれた状況など自分自身のことを学ぶことができた。それが今の生活につながっている。大雪で入試のスタートが1時間遅れたことで心を落ち着かせることができ、いつもよりも実力を発揮することができたのではないか。大雪がその後の人生を大きく変えることにつながったのではないか。
入試のシーズン。息子の試験の結果も気になるけれど、すべての受験生が、病気や怪我に注意し万全の状態で受験できるように、大雪のようなアクシデントを乗り越えて実力を発揮できるように願っている。頑張ってください。(k)