広く深いコーヒーの世界
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今年から新たに始まった連載「コーヒーと伝菓の美味しい関係」。
“朝鮮半島の伝統菓子とコーヒー”という新しいペアリング(食べ合わせ)を考案した野原由美さんに、毎月ひとつずつ季節に沿ったお菓子と、それに合うコーヒーを提案してもらう企画です。朝鮮半島の伝統菓子のことを北では正菓(정과=チョングヮ)、南では韓菓(한과=ハングヮ)といいますが、元をたどればルーツは同じ…ということで、イオでは伝菓(전과=チョングヮ)という造語をつくりました。
連載のコーディネートをして下さる野原さんは、もとは有名コーヒー店で活躍していたプロの現場バリスタ。朝鮮半島のお餅や伝統菓子と出会い、(これは絶対にコーヒーと合う!)と確信して、このオリジナルのペアリングについて探求を始めたそうです。
私は2年前にたまたま野原さんのペアリング講座を知り、興味があって参加しました。豊富な知識と新しい切り口がとても面白く、これをイオで紹介したいと思ったのが企画のきっかけです。
毎回、その号で紹介する伝菓の概要と簡単な作り方(伝菓も野原さんの手作り!)、コーヒーの種類、どうしてこの組み合わせがおすすめなのか…など説明を受けながら写真撮影をしているのですが(上の写真は1月号に掲載)、本当に知識の幅が広くて、いつも新たに知ることばかりです。
一粒のコーヒー豆の説明から始まっても、数珠つなぎ式に自然と話が広がり少しずつ深い知識につなげていく野原さんの話術。どんどん広がる世界に、私はいつも「…ふおえぇ~」「あっ、へぇ~!」「なるほど…」「わー! そうなんですね!」と感動しっぱなしです。
昨日は4、5月号分の撮影をしました。また知らなかった話をたくさん聞くことができたので、イオの誌面を通して読者の皆さんにもお届けしたいと思います。
また、野原さんはブログも運営していて、イオの企画と連動した記事もアップして下さっています。誌面では伝菓の細かいレシピまでは紹介していないため、詳細が気になる方はこちらのブログを参考にして下さい。
→ https://ameblo.jp/punson-k-coffee/entry-12345164796.html
今後、2月号以降も公開される予定です。乞うご期待!(理)