平昌五輪と釜山アジア大会の思い出
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平昌五輪の開会式が明日の夜に行われます。昨年まではほとんど関心のなかった五輪でしたが、がぜん注目しています。個人的には特に、統一チームが実現した女子アイスホッケーの活躍に期待しています。
競技だけでなく、北からの芸術団、応援団などの活動と南の人たちとの交流、総聯応援団の動向など、見所が多すぎです。特に、これまでで最もレベルの高い人物、最高人民会議常任委員会の金永南委員長が朝鮮の高位級代表団の団長として南を訪問します(文大統領との会談があるのか)。
北の芸術団は6日、万景峰92号に乗って韓国の江原道東海市墨湖港に入りました。大会期間中、船がホテル代わりとなります。万景峰92号が韓国に入るのは、2002年9月の釜山アジア大会以来のこととなります。南のハンギョレ新聞は、「5611日ぶりに入港」と伝えています。もう16年も経ったのですね。
釜山アジア大会は、当時、現地で取材しました。万景峰92号が釜山に入港・出航した時もその場にいました。その時は「美女応援団」として有名になった北の応援団が船で来て生活したのでした。
釜山市民をはじめとする南の人たちの歓迎ぶりはすさまじく、帰るときには北の応援団も涙を見せていました。取材するこちらも胸が熱くなったものです。当時の写真を何枚か紹介したいと思います。
まずは入港時。
次に出航時の写真です。
2000年の6.15共同宣言から2年、北南の交流がどんどん進んでいる夢のような時代でした。
今回の平昌五輪での北南の和解と交流が、これからどんどんと進んで行き、当時のような時代がまた来ることを願っています。五輪での選手たちの活躍や応援団、芸術団などの活動については、月刊イオ4月号でお伝えします。(k)