日本軍性奴隷問題のイベント
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今日はイベントの紹介をしたいと思います。
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会が主催する「2018年4.23アクション いま、日本軍性奴隷問題と向き合う~被害者の声×アート~」です。
性差別撤廃部会では、毎年4月23日に合わせて、いろいろな取り組みを行ってきました。今年のイベントの案内文を紹介します。
「4月23日は、沖縄で日本軍の「慰安婦」=性奴隷を強いられ、朝鮮の解放/日本の敗戦後、朝鮮女性として初めて自らの被害を明かされた裵奉奇さん(1991年、沖縄にて逝去)の証言が『朝鮮新報』に掲載された日です(1977年)。
私たち性差別撤廃部会は、昭和天皇の謝罪と朝鮮半島の統一を願った裵奉奇さんの存在を記憶していくために、4月23日を記念して、日本軍性奴隷問題について考えるためのアクションを毎年行ってきました。
日本軍性奴隷問題が「解決される」として2015年に安倍・朴両政権下で発表された「合意」は、被害者を無視してなされた、国際人権基準に背く談合であったことが明らかになっています。被害者たちは今も、日本政府による事実の認定、真相の究明、公式の謝罪、法的な賠償、責任者の処罰、歴史の教育・記憶などを強く求めています。
私たちはこのたび、真実と正義を実現しようとする被害者たちの声を伝え、今こそ日本軍性奴隷問題と向き合うために、この問題をテーマとした様々な催し物を行います。」
今年は4月22日から23日にかけて、多彩な催しが行われます。
まずはパネル展示「今こそ知ろう!日本軍性奴隷制」展。「日本軍『慰安婦』制度とは?」「慰安所は、誰が、どのような目的で作ったのですか?」など、日本軍性奴隷問題のキホンのキからわかるパネルを展示します。
次にアート展示「日本軍性奴隷問題とわたし」展。朝鮮高校美術部の生徒や、日本の美術界で活躍する在日朝鮮人アーティストたちが作成した、日本軍性奴隷問題をテーマとしたアート作品を展示します。
トークは 「日本軍性奴隷問題の現在~宋神道さん支援運動の中で見えてきたもの~」。日本軍性奴隷問題解決のために長年奔走されてきた梁澄子さんの話です。22日(日) 15:00~16:30
歌とピアノの小公演も行われます(歌:Gisaeng(己生)、ピアノ:金成樹)。23日(月) 19:00~19:15
私が最も期待している催しが2人芝居「キャラメル」。
月刊イオ2月号の演劇特集に登場していただいたきむきがんさん(劇団トル)と洪美玉さん(東京演劇アンサンブル)による日本軍性奴隷問題を扱った二人芝居です。脚本はきむきがんさん(日時:①22日(日) 17:00~18:30、②23日(月) 19:30~21:00)。
「在日バイタルチェック」でおなじみのきがんさんが、この問題をどのような脚本に仕上げるのか、二人がどのような舞台を見せるのか、興味はつきません。満席になるのは必至で、早く予約しようと思っています。
4.23アクションの詳細は性差別撤廃部会のフェイスブックページをご覧ください。https://www.facebook.com/HURAK.SCCP/
行われる場所は西武武蔵関駅徒歩6分のところにあるブレヒトの芝居小屋(東京演劇アンサンブルの本拠地)です。ぜひご参加を。(k)