朝鮮半島と日本の政治情勢が在日朝鮮人にどのような影響を与えるのか
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いま安倍政権は、森友文書改ざんの問題で大きく揺らいでいる。が、まだ倒れていない。安倍内閣の支持率が急降下したといって、まだ30%ほどあり、私の感覚としては、びっくりするほど高い。
今年に入って、朝鮮半島の北と南の和解と交流が急速に進んでいる。3回目となる首脳会談が実現へと動き、朝米首脳会談のニュースまで飛び込んできた。安倍政権もこれらの動きに慌てたのか、朝日首脳会談の話を朝鮮にもちかけたという報道がなされたが、「対話のための対話には意味がない」というようなことを言っていたのに、危機に直面している政権延命のための悪あがきのひとつなのだろうか。
22日の日刊イオで、(瑛)さんが東京無償化裁判のことについて詳細に報告している。「裁判官の本質的な質問に、司法へのかすかな希望を持つことができた」と書いているが、私も裁判後の報告会に参加し、それなりに空気の変化を感じ希望が持てた。
朝鮮半島の情勢の変化が本当に分断状態の解消、朝鮮戦争の終結につながればどれだけ良いかと思う。また、日本の政治状況と合わせて、高校無償化からの朝鮮学校の排除に象徴される在日朝鮮人に対する差別・弾圧の緩和へとつながればと願わずにいられない。(k)