イオ7月号が完成!
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本日14日に月刊イオ7月号が完成しました。
表紙を飾ってくれたのは、大阪朝鮮高級学校ラグビー部監督の権晶秀さん。
14年以来の花園出場を目指す大阪朝高ラグビー部は「第73回大阪高等学校総合体育大会」(4月8日~5月20日)で準優勝を果たし、大会3位までに与えられる冬の「全国大会」(花園)の府予選Aシードを獲得しました。大阪朝高ラグビー部の花園出場への期待が大きくかかります。
特集は「真の雪解けへ-動き出した朝鮮半島」です。
4月27日の歴史的な北南首脳会談に続き、5月26日には第4回北南首脳会談が電撃的に行われました。板門店宣言履行へと着実に動き出している朝鮮半島。
本特集では、第4回北南首脳会談や板門店宣言後の朝鮮半島情勢と今後のスケジュールをまとめたもの、情勢がもっとよくわかる「朝鮮半島現代史きほんのき」、「蚊帳の外」日本に対する日本人識者の視点や在日同胞作家によるエッセイ、そして本社記者による「統一」への思いなど盛りだくさんの内容となっています。
他にも、総聯24回全体大会、北南統一ムードに沸く在日同胞のイベント「統一マダン東京」、高校無償化適用、補助金再開を求める広島「朝鮮学校ええじゃないね!春の平和パレード」、緊急ルポ 入管の収容問題を追って(下)、ヘイトスピーチ解消法から2年「ネットはヘイトにどう向き合うのか」、連載無償化差別を考える②石井拓児・名古屋大学准教授へのインタビュー、黄裕子さんのエッセイ「朝鮮舞踊家・姜輝鮮先生の意思を継いで」などが載っています。
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さて、6月12日に史上初の朝米首脳会談が行われました。
この朝米関係の大転換期にある今、同胞たちは何を思うのか。私も同日、中北支部(神奈川県)で開かれた「朝米首脳会談を支持する中北支部同胞の集い」に取材で赴き、同胞たちの思いを聞いてきました。この集まりでは、50代から80代のオルシンたち(2世、3世)を中心に15人ほどが参加しました。
集まりでは乾杯をした後、平昌五輪、北南首脳会談と北南関係発展にいたる一連の流れを映像で振り返り、朝米首脳会談に関するテレビ報道をみました。
両首脳が握手する映像が流れるとたちまち起こる拍手。
オルシンたちのさまざまな声を聞くことができました。
「胸が熱くなるような瞬間だ」
「共和国旗と星条旗の見栄えが意外といい」
「うちのアボジ(1世)がこれを見たら、どんな思いだっただろうか」
「今まで言葉では統一や終戦と言っていたけど、本当に実現する日がくるんだ」
「いまウリハッキョに通っている子どもたちこそ、真の統一世代だね」など
今まで、聞く機会が多くなかったオルシンたちの思いを聞くことができた貴重な体験となりました。
米国が植民地解放から間もない朝鮮半島に冷戦の論理をもちこんだことから「二つの国家」が樹立し、同じ民族同士の戦争が起き、分断が固定化された朝鮮半島。朝米間の確執の半世紀の転換に全世界だけでなく、全国の同胞たちも注目しています。(全)