民プラスとの討論会、北南サッカー大会…
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先日、本ブログで告知した朝鮮新報、韓国のメディア「民プラス」、WEB統一評論の3者共催の討論会が、9日に都内で開催された。
歴史的な板門店宣言、朝米共同宣言を着実に履行していくためには、何が必要か。各々の立場で話がなされるなか、いくつかの論点が深く印象に残ったので書き留めておきたい。
・宣言履行のための民族メディアの役割
・米国のメディアをはじめ、宣言履行を阻止する人たちが流す「フェイクニュース」にどう対抗するか
・日本の植民地支配の清算、在日コリアンへの人権侵害といった長年の課題の解決に向け、北と南、在日同胞が力を合わせていくことの必要性
3点目に関して討論会では、朝鮮への修学旅行から帰ってきた神戸朝鮮高級学校生のお土産が没収された(6月28日)際、日本や朝鮮の抗議に加え、韓国でも「朝鮮学校の子どもたちを守る市民の会」や「朝鮮学校と共にする人々」をはじめとする、224の団体と83の個人が声をあげた「共闘」が結実し、のちに帰日した大阪の生徒たちはお土産を没収されなかったことが、朝鮮新報記者から報告された。また、2005年、靖国神社に長らく置かれていた北関大捷碑が北南の仏教関係者の努力によって、100年ぶりに朝鮮民主主義人民共和国に返還された際の話も、共同作業の重要性を再認識させるものだった。
南の社会と在日朝鮮人社会は、2000年の6・15共同宣言以降に交流が増えたとはいえ、まだまだ互いを知らない。民プラスの記者が、朝鮮半島北部の同胞、在日同胞、また、朝米共同宣言の相手国である、米国を正しく知ることを提案していたが、まさしくその通りで、1980年代から平壌に支局を置いてきた朝鮮新報、そして、イオが果たすべき役割は小さくないと感じた。
さて、明日からはソウルで北南労働者統一サッカー大会が開かれる。
民プラスのサイトには、モンダンヨンピルでおなじみのクォンヘヒョさんの応援メッセージが流れていた。http://www.minplus.or.kr/news/articleView.html?idxno=5718
ソウルには、元イオ編集部の淑さんが平壌から向かうというので、現地からの報道を楽しみにしている。
さて、明日11日から16日まで日刊イオはお休みし、次回は17日からとなります。猛暑が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。(瑛)