交番で警察官に…
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先日、財布を失くした。
気づいたのは勤務中。デスク周りをゴソゴソ探すも見当たらない。
財布を最後に使ったのは、会社近くのコンビニで朝食を買ったとき。
道中で落としたか…と記憶を辿ると次第に汗が噴き出した。
すぐさまクレジットカード会社のコールセンターに電話し止めてもらい、付近の交番へ。
交番で必要事項を記入する用紙が出されたので、淡々と記入していると、
「全さんって日本の方ですか?」と質問された。
「いいえ」
「国籍は?」
「朝鮮です」とおきまり(?)の会話が始まった。
すると警察官は「何しに来られたんですか?お仕事?」と聞かれたので「植民地時代に祖父母が朝鮮から渡ってきたんです」と歴史をおさらい。
より詳しく歴史を教えようかと思ったが、時間もなく財布のことで頭がいっぱいだったので断念。
しかし、今回の交番での会話をはじめ、学生時代のバイトの経験も含めて、日本社会では上記のような質問を頻繁に受ける。
なかには私たち在日朝鮮人の存在や、過去の歴史を正しく理解している人もいるが、そうでない場合がほとんど。
ここに歴史教育の重要性があると思う。
「歴史修正主義」が蔓延するなか、少なからずその影響を受けた日本の若者が在日朝鮮人の歴史や存在について肯定的に思うはずがない。
日本の歴史教科書の変化や、「歴史修正主義」の台頭についてもっと勉強しなければと思った。
そして、財布は先輩が持っていた
自転車のカゴに置き忘れていたのを見つけた先輩が、取っておいてくれました。
最近、財布を置き忘れることが多いので注意します。(全)