イオ11月号が完成!
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イオ11月号が完成しました。
表紙に登場いただいたのは、大阪朝鮮高級学校オモニ会の洪貞淑会長、副会長の朴京任、高己蓮さんです。
高校無償化制度から朝鮮高校が排除されて8年目。
大阪は無償化排除と同時に大阪府、市の補助金も大幅に削減され、民族教育の現場は、厳しい闘いを強いられてきました。しかし、その厳しさを跳ね除ける「逞しさ」で子どもたちを守っているのが、オモニたちです。
9月27日に下された大阪無償化裁判控訴審判決で大阪高裁は、朝鮮学園側が全面勝訴となった一審判決を取り消しましたが、この8年間、闘いの中心にはいつもオモニたちがいました。
来る30日に東京も控訴審判決が下されます。勝利を信じ、大阪のパワーを読者の皆さんにお届けしたいと思います。
特集は、「板門店の春、平壌の秋に」。
今年3回目となる北南首脳会談が9月18~20日にかけて平壌で行われ、北南関係の発展をさらに加速させるうえで重要な里程標となる「9月平壌共同宣言」が発表されました。
金正恩委員長と文在寅大統領は、2泊3日のほぼすべての公式日程を共に過ごしながらさらに親交を深め、わが民族同士、平和繁栄の新しい時代を共に切り拓いていく姿を全世界にアピールしました。
本特集では、写真と両首脳の発言で3日間を振りかえります。また、宣言の意義について金志永・朝鮮新報編集局長が解説を寄せ、メーデースタジアムで15万人の観衆を湧かせた両首脳の演説を朝鮮新報の金淑美記者がレポートしてくれました。また、今後の朝米関係の展望について浅井基文さんが論考を寄せてくれました。今後の経済、民間交流についても現状をまとめています。
特別企画は、冒頭で紹介した大阪無償化裁判控訴審判決です。
大阪朝鮮学園が大阪朝鮮高級学校を高校授業料無償化・就学支援金支給制度の対象としないのは違法だとして、国を相手に不指定処分の取り消しおよび指定の義務づけを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は9月27日、昨年7月の1審判決を取り消す原告逆転敗訴の判決を下しました。司法が矜持を捨て去った不当判決への怒り、「不当な支配」で押し切った「結論ありき」の差別的判決について、解説を載せました。
他にも、
折り紙でチマチョゴリを作り、ギネス記録を打ち立てた茨城朝鮮初中高級学校のオモニたち、
クオリティ高い舞台で4000人の観衆を魅了した「ウリ民族フォーラム20181 in 兵庫」、
群馬の「記憶、反省そして友好」の追悼碑をめぐる裁判についての朴順梨さんの寄稿、
フィンランドの介護現場を訪れたシン・チャンスさんのエッセイなど、単独記事も充実しています。
月刊イオ11月号、ぜひご覧ください。
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