学美(在日朝鮮学生美術展)の巡回展と朝鮮新報連載がスタート
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2018年度の在日朝鮮学生美術展(学美)の巡回展が始まっています。9月12日の神戸展から始まり、福岡展(10月11日~14日)、大阪展(10月31日~11月4日)と終了しました。これから以下の巡回展が開かれる予定です。
広島展(11月10~17日)広島朝鮮初中高級学校体育館
京都展(11月22~25日)京都朝鮮中高級学校
東京展(11月28~12月2日)埼玉会館第1、2展示室
千葉展(12月4~9日)千葉市美術館市民ギャラリー
神奈川展(1月11~16日)川崎市教育文化会館
東海展(1月29~2月3日)名古屋市博物館
北海道展(2月15~17日)札幌市民ギャラリー第1、2展示室
鳥取展(3月15~17日)米子市美術館
終了した3回の巡回展には、大勢の人たちが訪れ非常に好評だったようです。SNSなどで多くの人たちが、朝鮮学校の子どもたちの作品を見た感想を発信していました。
大阪展は、朝日新聞にも紹介されて、多くの入場者が訪れたようですね。フェイスブックの、「学美大阪実行委員会」のページをアップすると、多くの作品やコメント、朝日新聞の記事も見ることができます。
朝鮮新報の文化欄で、10月29日号から「学美の世界」という連載が始まりました(トップ写真)。月に1度のペースで掲載される連載で、各地の学美に携わる朝鮮学校の美術の先生たちが、これまでの学美に応募された作品の中から心に残るものを取り上げて、紹介・解説する記事です。
連載第1回目は、学美の中央審査委員会委員長で神戸朝高の美術を担当しておられる朴一南先生に執筆していただきました。
連載をスタートするに当たり、次のように書いています。
「学美(在日朝鮮学生美術展)の作品は他とは違う大きな特徴を持つ。大人の作品であれ子どもの作品であれ、一般的に上手さや描写力は絶対的評価基準に入る。それをあえて一旦横に置き、改めて子どもの作品と向き合い表現の名においていろいろな垣根を越え全ての作品を何の前提条件を付けずフラットに評価するよう見直したのが学美である。それはどうやら今までになかった画期的なことのようだ。
ウリ民族教育が育み生みだした学美、この独特な世界を月に一度この紙面にて学美中央審査員先生方のリレー方式で紹介したいと思う。」
朝鮮新報の紙面ではモノクロで掲載されていますが、ネット版ではカラーで作品が楽しめるので、ぜひ見てください。http://chosonsinbo.com/jp/2018/10/sinbo-j_181029/
これから、みなさんの身近な児童・生徒や学校の作品が紹介されるかもしれません。期待してください。朝鮮学校の素晴らしさはいろんな方面、分野で語ることができますが、学美もその一つ。近くで開催される学美の巡回展にもぜひ足を運んでください。(k)