4年ぶりの花園、毎年の東京中高美術部展
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全世界が注目した1月1日の金正恩委員長の新年の辞。昨年の北南関係について、「昨年は、70余年の民族分断史上、類を見ない劇的な変化が起こった激動の年であった」とし、「内外の大きな期待と関心の中、1年に3度、北南首脳の対面と会談が行われたことは前例のないことで、これは北南関係が全く新たな段階に入ったことをはっきり示した」と振り返りました。そして、「今年を北南関係の発展と祖国統一偉業の遂行においてもう一つの画期的な転換をもたらす歴史的な年として輝かせるべきである」と強調しています。
朝米関係についての言及も多く、朝米首脳会談についても、「私は、去る6月、米大統領に会い有益な会談を行って、建設的な意見を交換し、双方が抱えている憂慮と絡み合った問題の早い解決方途について認識を同じくしたと思っている」「私は今後、いつでも米大統領と対座する準備ができており、必ず国際社会が歓迎する結果をもたらすために努力するであろう」と言及されています。第2回の朝米首脳会談がいつどのように行われるのか、注目されます。
金正恩委員長は7日から北京を訪問しました。新年の辞では、「停戦協定当事者との緊密な連係の下に、朝鮮半島の現在の停戦体制を平和体制に転換するための多者協商も積極的に推進」と言及されており、積極的な対外活動がすでに始まっています。
今年も朝鮮半島を取り巻く情勢は大きな変化を見せることでしょう。
2019年の私の初めての日刊イオです。今年もよろしくお願いいたします。
年末の30日、私も花園まで大阪朝高ラグビー部を応援に行ってきました。私にとって花園は4年ぶりです。3年前に東京朝高ラグビー部が花園に出場しましたが、その時は入院中で現地に行けませんでした。(麗)さんも書いていましたが、第1競技場が大きく変わっていて私も驚きました。今年開催されるワールドカップのための改装です。
いちばん大きく変わったのは、電光掲示板のところに観客席が設置されていたこと。下の写真で見比べてください。最初の写真が2015年1月1日の茗渓学園(茨城)との試合の時のもの。2枚目が今回の写真です。その他、観客席の一部が変わっていたり、記者室が貴賓室になっていたり。
報徳学園との試合は残念な結果でしたが、今年の年末にまた期待しましょう。
8日、東京・池袋で行われている東京朝鮮中高級学校美術部の部展に行ってきました。毎年、見に行っている展示で、今年のタイトルは「常識の囚人(とらわれびと)」。配られたパンフレットには次のように書いてあります。
「社会的な価値観、知識、判断力のことを「常識」というなら今の私たちの状況はどうでしょう?「常識」が凝り固まっていませんか? そんな皆様に「絡みつく鎖」が解けるよう、お手伝いいたしましょう。この展示には囚われの身から私たちを解き放つ「鍵」があるかもしれません。それを見つけられるかどうかはあなた次第です。」
会場には部員たちの意欲的な作品が20点以上展示されていて、良い意味で異様な空間が広がっていました。「常識」というものを常識的な範囲で捉えているなと思う作品がある一方、突飛な発想で楽しませてくれる作品もあって、作者の生徒たちそれぞれが考える「常識」とは何かがわかるようでした。残念ながら私には囚われの身から解き放つ「鍵」を見つけることはできなかったけれど…。
部展「常識の囚人(とらわれびと)」は、8日から始まり14日まで開催されます。ぜひ足を運んで、生徒たちの作品を堪能してください。(k)
第13回東京朝鮮中高級学校美術部展「常識の囚人」/日時:1月8日~14日(月・祝)10:00~19:30(最終日は10:00~16:00)/場所:東京芸術劇場B1 アトリエウエスト/13日の日曜日13:30からパフォーマンス、アーティストトーク