在日朝鮮学生美術展 鳥取米子展へ協力を
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2018年度の在日朝鮮学生美術展(学美)が日本各地を巡回中だ。
昨年9月12日開幕の神戸展を皮切りに、福岡展(10月11日~14日)、大阪展(10月31日~11月4日)、広島展(11月10~17日)、京都展(11月22~25日)、東京展(11月28~12月2日)、千葉展(12月4~9日)、神奈川展(1月11~16日)、東海展(1月29~2月3日)まで終わった。残るは北海道展(2月15~17日、札幌)、鳥取展(3月15~17日、米子)の2ヵ所。
学美とは、日本全国にある朝鮮学校で学ぶ幼稚園から高校の子どもたちの表現発表の場として東京・大阪・神戸・福岡などの日本の主要都市で毎年行われている巡回展だ。さまざまな人々の支えを受けて開催されてきた学美は今年で47回目を迎えた。
今回の巡回展でも、1万点を超す応募作品から選ばれた入賞作品の中から約500点の巡回作品と開催地方の入選作品などが展示される。平面のみならず立体、映像など作品のバリエーションは多彩。全国の朝鮮学校児童・生徒たちの感性豊かな作品世界に触れることができる。
巡回展では地方ごとの特色をいかしたさまざまな取り組みが行われている。
朝鮮学校がない山陰地方(鳥取県・島根県)でも3月に11年連続12回目となる巡回展が鳥取県米子市で開かれる。日本人有志らが中心となった「在日朝鮮学生美術展 山陰地区実行委員会」が支援の輪を広げながら毎年地道に開催している。昨年2月に島根県立美術館で開催された島根松江展は「島根県委託事業・みんなで学ぶ人権事業」として取り組まれ、鳥取島根両県の行政・教育機関やメディア・各種団体など過去最大となる89団体の後援を受けた。来場者も約800人をかぞえ、地域の冬の催しとして定着している。島根県立松江南高等学校放送部が、島根展の準備から終了まで約半年におよぶ過程を取材し、日本の高校生の目で見た学美展やそこに関わる市民、来場者の声を丹念に拾った映像作品を制作。その作品「思いをのせて」が昨年7月の「第65回NHK杯全国高等学校コンテスト テレビドキュメント部門全国大会」に出場したことも、学美の存在が広まっていることの一つの証左だろう。
学美山陰地区実行委員会では昨年、初めてクラウドファンディングの形式で開催支援金協力の呼びかけを行ったところ、日本全国から約39万円が寄せられた。今回の鳥取米子展開催に際しても費用をクラウドファンディングで集めている。目標金額は30万円で、募集の期限は3月4日の午後11時までとなっている。
詳しくは、以下のクラウドファンディングサイトReadyforのページで(本エントリのトップ画像も以下のサイトから)。
https://readyfor.jp/projects/gakubi47
第47回在日朝鮮学生美術展「鳥取米子展」
期間:2019年3月15日(金)~17日(日)
時間:9:00~17:00
会場:米子市美術館(鳥取県米子市中町)
入場料:無料
主催:在日朝鮮学生美術展山陰地区実行委員会
問合せ:鳥取事務局 090-1686-6588(三谷)
よろしくお願いします。(相)
紹介していただきありがとうがざいます
日刊イオさんの力強い後方支援に感謝します。
来週17日には学美米子展を応援する朴金優綺 (ぱくきむ・うぎ)さんの講演会も予定しています。
http://pattigi.blog.jp/archives/5598198.html
クラウドファンディングの新着情報で日刊イオさんの記事を自慢します。