「何にします?」のプレッシャー
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昨日、数人でランチに行った時の話。
入店し、着席。すぐに店の女将さんが私たちにお茶を出してくれた。
と同時に、「何にします?」の一言。
座った瞬間聞かれたので、正直私は焦った。なぜならメニューはじっくりゆっくり決めたい派だからだ。
みんなは早々に決めていく。さらに焦る。女将さんが私を見る。
この言い知れぬプレッシャーが苦手だ。
「…え~…っっと」
女将さんは何故か「日替わりですか?」と勝手に言ってきた。
いやちょっと待ってくれ…。
「あ、違います。ちょっと待ってください」
「はい?」
「待ってください…!」
ちょっと強めに言ってしまった。女将さんは決まったら呼んでね~、という感じで奥へと行ってしまった。
そのやりとりを見て、卓にちょっとした笑いが起きる(このことについては特に何も思わなかった)。
4択あるランチメニューを見つめながら悩む。カウンターで料理を作る店主と目が合ってしまい、さらに焦る。
「すみません、日替わ(あ、でもこっちの方がいいかな…)「日替わりですね」
結局、女将さんが最初に言ってきた日替わりにしたわけだが、ずっとモヤモヤしたままで味がせず、申し訳ないことにその時の会話もろくに入らなかった。
その時点で客は数人しかおらず、別段混んでもいなかったので、そんなに焦らせる必要あるか?と少し嫌な気分になった。
優柔不断さとこんなことでモヤモヤする自分は器が小さいなぁと思ったが、女将さんはああいうチャキチャキした性格の人なんだろうな、と思うことにした。(麗)