今週は在日朝鮮学生美術展・東京展へぜひ!
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第48回在日朝鮮学生美術展・東京展が昨日、11月27日より展示スタートしました!
会場は浦和駅徒歩6分の埼玉会館です。
(在日朝鮮学生美術展の概要はこちらから→https://gakubi.jimdo.com/)
会場である埼玉会館の第1、第2展示室には
幼稚園児から高級部までの在日朝鮮学生たちが描いた作品たちがずらりと展示されています。
東京展では、東京都内、埼玉の朝鮮学校の学生たちが授業や部活で描いた作品で
審査を通過した入選、入賞作品が展示されています。
高級部の作品では全国の朝鮮学校で賞をとったものを見ることができます。
初級部1年生からの作品を見ていくと、
子どもたちの感性が溢れるような作品が展示されていて、見ているだけで、楽しくなりました。
成長していくにつれ、自分の内面世界を掘り下げた作品も多く見られました。
朝鮮学校の生徒たちの感受性の豊かさ、鋭さに、大人になったいまみると、とても驚かされ、考えさせられました。
東京展ではここだけの特別展示
「東アジアをつなぐ企画展示 平和のおまつり はじまるよ」も開催中です!
会場に入って一番最初の開けたスペースに掲げられた
동아시아를 이어 평화의 마음을 키워갈래요.
(東アジアをつなぎ、平和の心を育むよ)
という文字とともに、子どもたちの絵が壁面から溢れんばかりに展示されています。
学美-東京展では01年から始まった「南北コリアと日本のともだち展」と共に、
東アジアの平和を願い、子どもたちの絵画交流を繰り広げているそうです。
今年は、5色のカラーでそれぞれ絵を描いてもらい、
繋いでいくとひとつの作品になるというように描いてもらったそうです。
埼玉と東京都内のほぼ全ての朝鮮学校の生徒たちにひとりひとり絵を描いてもらい、
北・南、日本、延吉に住む朝鮮の子どもたちがその絵を見て、また新たに絵を描く。
そして繋がっていく、完成していく、ひとつの絵。
「ともだち展」は今年でもう20年目。
20年という長い絵画交流のなかでは、
高校生や大学生になったあとも、交流にまた参加してくれる日本人学生もいるそうで、
今回も高校生になった日本人学生が参加してくれたそうです。
説明をしてくださった金先生の
「그림으로 만나서 그림으로 사이좋게」(絵画で出会い、絵画で仲良く)という言葉が
とても印象的でした。
午後から見に行ったのですが、
子どものお迎えのタイムリミットがあり、
時間が許されれば、もっとじっくり見たかったな〰️と、
本当に楽しく、新しい発見や驚きがある展示でした!
最終日である12月1日13時からは、高校生たちのアーティストトークも予定されているそうです。
高校生の作品は、社会に向けた鋭いメッセージが多く見られ、すごく考えさせられました。
作品コンセプトや製作裏話も聞けるということで、
ぜひこの機会に足を運び、高校生たちのリアルな声を聞いてみるのはどうでしょうか?
私も久しぶりに見に行くことができたのですが、毎年足を運ぶべきだなと反省しました。
それほど沢山のことを感じ何かしら大切な気付きを持ち帰ることができる、素晴らしい展示会です!
今週は第48回在日朝鮮学生美術展・東京展へぜひ!(愛)
※第48回在日朝鮮学生美術展・東京展
11月27日(水)~12月1日(日)
埼玉会館第1・2展示室にて 開催時間10時~18時(最終日は15時まで)