イオ２月号の特集「世界から안녕하세요（アンニョンハセヨ）！」。webサイトも更新され、詳しい内容が見られるようになりました。一部、文章の抜粋が読めたりPDFにて閲覧可能なページもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。

　日本を飛び出して、海外のさまざまな場所で暮らしている在日コリアンたち。現地での暮らしやその中で得た気づき、新しい自分との出会いなど、その人にしか見ることのできない景色、経験できないことがあります。本誌では、イタリア、タイ、フランス、マルタ共和国、アメリカ、台湾、ドイツ、カナダ、オーストラリア、ノルウェーと、幅広い国々から寄せられたメッセージやエッセイを紹介しています。

　筆者の一人であり、現在はドイツ・フランクフルトで研究者をしている（！）李勇燦さんは、なんと同級生。高級部２年生のとき、他校の生徒たちと合同で参加する講習会で同じグループになったのが初めての出会いです。私は北海道、李さんは東京からの参加でした。
　朝鮮大学校では別の学部に進んだため深い交流はありませんでしたが、群を抜いた秀才さ、かつ柔軟でユーモアな人であることなどは耳にしていました。卒業後、いつの間にかドイツへ行くことが決まったと知り、その後、なんだかすごい成果まで上げていることも知り、漠然と（すごいなあ）と思っていました。

　忙しいとは知りつつ、今回、エッセイ寄稿の打診をすると快いOKの返事が。送ってくれた文章はいきいきしていて、特に研究所の同僚たちと交わす会話に親しみがあり、文体にも温かいユーモアが込められているように感じました。

　他にも十人十色の人生が、それぞれ味のある文章で綴られています。リサーチの過程でまだまだ多くの海外在住同胞がいることを知れたので、今後もまた紹介の機会を設けたいなと思いました。
　特集以外にも読み応えのある記事がたくさん。１月号から作画担当が変わった、「漫画・トンポとんね이모저모話」も好評です。今回はモノクロページでの掲載で、また一味違った雰囲気があります。月刊イオ２月号、お手に取って下さると嬉しいです。

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　２０１９年５月号からは、Amazonでの取り扱いもあります。送料無料なのでお気軽にご利用ください。（理）