『100日後に死ぬワニ』を読んで
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寒気も少しずつ緩み始めましたが、読者のみなさんは、よい週末を過ごされたでしょうか?
気づけば3連休もあっという間でしたが、私は連休初日目から毎日の楽しみが「奪われて」しまい、憂鬱な気分に陥っていました。
実は連休初日の3月20日は、4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』が死を迎える回だったのです。
『100日後に死ぬワニ』とは、2019年12月12日からTwitterで連載が始まった4コマ漫画です。漫画では、主人公・ワニのほのぼのとした平凡な日常を描いているのですが、この漫画の大きな特徴は、漫画の枠外にワニ(主人公)が死ぬ日までのカウントダウンがついていることです。
私は連載開始日に偶然、Twitterで投稿を見つけてからは、毎日19時の更新を楽しみにしていました。
登場するキャラクターがそれぞれとても魅力的で、作中では名前もなく、年齢も明らかになっていませんが、どこか惹きつけられるものが…。
さて、100日目を迎えた3月20日。これまで毎日19時に更新されていたが、この日は更新されず。「ワニくん、死んでしまってツイート出来ず?」「死んだから更新なし?」と、多くの憶測が飛び交いましたが、その後“100日目”が遅れて投稿されました。
最終話を読んだ感想は、感動する一方でいろいろと考えさせられるものでした。
死の瞬間は誰にでも訪れるものであり、いずれ誰かが生を終える瞬間に立ち会うことは誰しもが経験するものです。
「終わり」を意識させられた漫画でした。自分の「終わり」(=自分の死)を意識すると、今やるべきことが変わってくるのではないか? 何が一番大事なのか、どんな選択をするべきかを深く考えさせられました。1日、1日を無駄にしてはいけないなと改めて思いました。
物語は単純で面白く、多くの伏線が張り巡らされているので、『100日後に死ぬワニ』ぜひ、読んでみてください!(全)