「コロナ疎開」と「修了式」
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先日、地方に住む父に所用があり電話したところ、
小学1年生の我が子を心配し、
「ハッキョも休校だろう?こっちの家にコロナ疎開にくればどうだ?」と提案してくれた。
提案は嬉しかったが、
しかし、70を過ぎた両親、
巷のイオンなどに行ってゲームをしたがる我が子が
どこかでウィルスに感染し、
両親にうつしてしまう方がよっぽど心配なので、
「気持ちは嬉しいけど」と断った。
と同時に、父の言葉から「コロナ疎開」という言葉がでてきて、びっくりもした。
東京も続々と感染者がでている報道を聞いて、心配したそうだ。
まるで戦時中と思わせる言葉だが、非常事態なのは間違いない。
世界では新型コロナ患者が急増し、東京オリンピックも延期となった。
週末は不要不急の外出自粛を要請するとの都からの通達もでた。
(なぜ週末だけ?とかなり疑問)
そんななか、24日は学校の修了式だった。
成績表や、賞状、学校に置いていた備品やサッカーボールなどをわきに抱え、帰ってきた子どもに、
「1年間お疲れ様!頑張ったね!」と伝えた。
担任の先生がひとりひとりに作ってくれた立派な写真集も貰ったらしく、開いてみると、
最初のページは、苦虫をかみつぶしたような顔をしていたのが、
徐々に笑顔があふれる写真になっていくのが印象的だった。
入学当初は保育園時代の友達もいなくて、
本人も戸惑いが多く、教室逃亡したりと
どうなるかと心配だったが、いまではすっかり馴染み、
朝鮮語を習う時間が一番楽しいという。
学校がないと寂しいと言っていた
我が子も久しぶりに友達と会え、本当にうれしそうだった。
早く、新型感染症の特効薬やワクチンが開発され、
この非常事態が一刻も早く落ち着くことを祈らずにいられない。(愛)