休校措置の延期と子どもたち
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東京での新型コロナウィルスの感染者が増加の一途を辿るなか、昨日4月1日、子どもたちが通う学校も入学式後の2週間の休校措置が決まりました。その後の休校も伸びるとのこと。
「仕方がない」というあきらめと、「どうしようか」とう焦りが交差し、しばらく頭の中が真っ白になりました。
3月4日の休校から、はや1ヵ月。
家にずっといてもストレスが溜まるので、掃除や買い物を担当してもらったり、友人や親戚の家を行き来しながら、少人数で遊ばせてきました。
親は2人とも職場に出向かなくてはならないので、かまってあげられるのは夜の1時間ほど。北関東の親戚の家に預ける予定も東京の感染拡大で泣く泣くあきらめました。
共働き夫婦は、子どもの預かりを留守番させるか、地域社会に頼るしかないのが実情でしたが、
3月の間、低学年の末っ子と6年生の長女は、近所の学校の学童に預かってもらい助かりました。担任と卒業アルバムを作ったり、幼稚園児と遊んだりと、「やっぱりハッキョの方が楽しい」の声に何度ホッとしたことか。
ただ、小学生はこのような「たまり場」があるとして、中高生は同じようにはいきません。スマホ漬け、ゲーム漬け、テレビ漬けの家も多いのではないでしょうか。やはり友だちと会えないことが、一番辛そうです。
図書館やマンガミュージアムなども閲覧禁止や閉鎖中なので、行く場も制限されていますが、
図書館のネット予約を活用したり、各出版社が無料公開しているサイトも活用しています。大人からすると、時間がたっぷりある状況がうらやましくもあります。
現状は東京でも学童や保育園が運営されていますが、いつまで維持されることやら。
一部では保護者に自宅保育の要請が出てきており、今後は閉鎖もありうるでしょう。移動が制限されることを前提に、暮らしを再設計しなくてはなりません。
東京は五輪延期が発表された前後から、刻一刻と状況が変わっているため、一日いちにち、新しい判断を迫られています。なんせ思い通りに行かないのは、今までの「あたりまえ」が「あたりまえ」でなくなっているからではないでしょうか。
東京の2週間後がどうなっているか。想像すると怖くなります。とにかく命を守ることを最優先に掲げ、仲間たちで知恵を集め、一人ひとりが行動に移してしかなければ。情報収集も課題で、NHKのBSドキュメンタリー「ウィルスVS人類」https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2416283/index.htmlは大変参考になりました。
このブログを書いている京浜東北線の車中も8時半で人がまばら。
イオ編集部も、リモートワークの体制を整えながら、5月号、5月の大型連休を挟む6月号の準備に取りかかっています。
とにかく5月号を無事に完成させなければ。(瑛)