「お化け」は怖いもの
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最近、もうすぐ2歳になる下の子が「お化け」を認識し始めた。
そして、「お化けはこわいもの」だということもわかり始めてきたようだ。
なぜわかったかというと、寝る前に、ふとゲゲゲの鬼太郎の主題歌を流してみると、相当に怖かったらしく、横になった私に、ひしっとしがみつき、なんとそのまま目をつぶって寝てくれたのだ。
卒乳をして以来、寝るときは抱っこ必須、腕は毎回パンパンになるし、腰も痛くなるのが常だったのが、横になったままそのまま寝てくれたので、母としては、もう感動的。
それからは寝る前の「ゲゲゲの鬼太郎」をついつい、流してしまう。
子どもにとって「お化け」というものは、未知なもので、なんとなく怖いもの。
私も幼少期、「お化け」や「怖い世界」は変な話、憧れに近いものだったように思う。
子育てしていて思うのは、子どもにとってはよくわからない、
怖いものというのは、少しは必要なのだと思う。
ただ怖がらせるのが目的なのではなく、
想像力を養ったり、怖いものがあるから自制も働くようになる。
上の子がゲゲゲの鬼太郎に興味を示したとき、
水木しげるの「鬼太郎大百科」と「世界の妖怪百物語」という本を購入した。
イラストがとても怖くて、でもかっこいいのだ。
最近テレビでやっていた「水木しげるの妖怪えほん」も子どもたちはすごい集中力で見ていた。
怖いイラストといえば、
私が入社1年目のとき、
イオでも2007年8月号で「朝鮮の怪奇民話 コワ~イ話3題」というタイトルで夏の特別企画を組んだ。
デザイナーとしては全くの新人だったので、デザイン担当ページが少なかったせいか、先輩デザイナーから3話中1話のイラストをお願いねと言われ、せっせと怖いイラストを頑張って仕上げた。
当時はipadなんていう便利なツールはなかったので、手書きとデジタルを併用して、どうにか怖そうな絵を作り出そうと苦心した。
3話中2話の担当イラストの作者さんが、大先輩方だったので、
もうプレッシャーは半端じゃなかったのを覚えている。
それが下記のイラストだ。
怖いかどうかは置いといて、
当時としては少ない時間の中で、かなり頑張ったと思っている。
妖怪や、オバケなど、不思議なもののイラストも勉強してみようかなと、
お化けに興味を示した子どもたちを見ながらふと思っている。(愛)