朝鮮語脳
広告
最近、動画配信サービスでドラマを見ているせいか、徐々に朝鮮語脳になっている。
朝鮮語脳とは何かというと、相手と会話するときや、ひとりごとなど自分の感情に適切な言葉を紡ぐときに朝鮮語のほうがしっくりくることが多いのだ。
いつのまにか朝鮮語で思考している。
例えば、찝찝하다 という言葉。
意味としては、すっきりせずなんとなく気に障る、気にかかる、なんとなく不快な気分だということ。
なのだが、そういったモヤモヤを「찝찝하다」という言葉ひとつで表すことができる。
궁금하다という言葉もそう。
何かを知りたくて気になる、気にかかる、という意味なのをずばり一言で伝えることができる。
そう思うと朝鮮語ってなんて素晴らしい言語なのだろうと思うのだ。
私は朝鮮学校生活では一番好きなのが日本語の科目だったので、日本語には日本語なりの良さもあり、その柔らかさが好きでもあるが、朝鮮語の潔さがすごく好きだなと最近個人的に思うようになった。
朝鮮学校で基礎的な言葉を習ってきたので、リスニングをたくさんすれば、朝鮮語脳にすぐ変換できるというのも、朝鮮学校卒業生の利点ではないだろうかと思う。
ちなみにうちの2歳児は「水」のことを「물」(ムル)という。
寝る前や朝起きたときに、「ムル、ムル!」と訴える。
「みず」という発音よりも「ムル」のほうが言いやすいのか、「みず」とは一切言わず完璧に「물」(ムル)という。
この子がこの「물」(ムル)を朝鮮語と認識するのはいつなのだろうか。
その時が楽しみだ。
日本語と朝鮮語、願わくば両方のことばを自在に紡ぎだせるように子どもたちとともに勉強していきたい。(愛)