テーマは幼保無償化―10月20日に無償化連絡会・大阪 第2回オンライン学習会
広告
朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪(無償化連絡会・大阪)の第2回オンライン学習会がきたる10月20日に開催される。
大阪朝鮮学園理事長、大阪朝鮮高級学校オモニ会・朝鮮学校支援団体の代表、裁判弁護団の弁護士が出演して好評を博した第1回学習会「リレートーク『大阪・朝鮮学校の闘い、10年を振りかえる』」(7月28日)に引き続いて行われる第2回のテーマは「『幼保無償化』の差別なき適用に向けた全国的な取組みについて」。
2019年10月1日より「幼児教育・保育無償化」(以下、幼保無償化)制度が施行されている。 幼保無償化制度について定めた子ども子育て支援法は「全ての子どもが健やかに成長するように支援するもの」とうたっているが、 この制度から各種学校認可の幼児施設が除外されている。各種学校認可の幼児施設は全国に89ヵ所あり、そのすべてが朝鮮学校、インターナショナルスクール、ブラジル人学校などの外国人学校幼稚園となっている。そのうちの40ヵ所が朝鮮学校附属幼稚班だ。
日本政府は各種学校の幼児施設を無償化の対象から除外した理由を「各種学校は多種多様な教育を行っている」ためとしているが、社会的には「多様性」を称揚しつつ、「多種多様な教育」を理由に外国人学校幼稚園を無償化の対象から除外するのは大きな矛盾だといえる。 一方で、今年度に入り「幼児教育類似施設」に対する調査事業の実施や一部の地方議会において朝鮮幼稚園に対する独自の補助金が議決されるなどの動きも出てきている。
主催団体の無償化連絡会・大阪は、今回のオンライン学習会を通じて「幼保無償化」の差別なき適用を求める全国的な取り組み状況と成果、これからの展望を踏まえ、大阪における新たな取り組みを模索していきたい、としている。
日時:2020年10月20日(火)19:30~21:00
パネリスト:任京河(幼保無償化中央対策委員会)、宋恵淑(在日本朝鮮人人権協会)、金亜紀(大阪オモニ連絡会代表)
コーディネーター:長崎由美子(無償化連絡会・大阪)
Zoomミーティングによる実施(定員100名)
参加無料
申し込み方法:10月15日までに、下記サイトのフォームを通じて申し込み
https://ssl.form-mailer.jp/fms/789a54b3679156
主催:朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪
問い合わせ:ol.musyou.osaka@gmail.com
詳細は、無償化連絡会・大阪のサイトまで。
第3回学習会は11月29日14:00~16:00を予定している。テーマは「再生産される日本の植民地主義と朝鮮学校の裁判闘争」。パネリストは同志社大学教授の板垣竜太さん、京都大学教授の駒込武さん、滋賀県立大学准教授の河かおるさんの3人が務める。(相)