【速報】原告が敗訴 九州無償化裁判控訴審
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朝鮮学校が高校無償化制度から除外されたことにより権利を侵害されたとして、九州朝鮮中高級学校の高級部生徒・卒業生らが2013年12月19日に起こした国家賠償請求訴訟(九州無償化裁判。原告は現在68人)の控訴審判決が先ほど言い渡された。
この日、39の傍聴券を求めて210人以上が福岡高裁へ集まった。
結果は敗訴だった。
「本件控訴をいずれも棄却する。控訴費用は控訴人らの負担とする」
矢尾渉裁判長が淡々と主文を読み上げると、法廷は沈黙に包まれた。九州朝高生、同胞をはじめ40人弱の傍聴者は、すぐには立ち上がらなかった。ぽつりと「もうありえない」という声が漏れた。
福岡高等裁判所前で結果が伝えられると、すぐに九州朝高生たちが抗議の声を上げ、次第に怒りのシュプレヒコールへと広がっていった。
このあと、福岡市科学館サイエンスホールにて14時半から記者会見、15時から報告集会が行われる。判決内容の解説と報告集会のようすは明日の【イオ ニュース PICK UP】で紹介する。(理)