オンライン子育て講座/東葛・モア会
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10月28日、千葉県東葛地域のオリニサークル・モア会主催のオンライン子育て講座が行われ、幼児を育てる10人のオンマたちが参加した。
講師を務めたのは、洪愛舜さん。洪さんは、自身も子育てをしながら、目黒駅前新聞、雑誌のライターを務め、絵本も手掛けている。「モンテッソーリを知れば、幼児期の子育てがすごく楽になる!」と題して行われた講義では、ヨーロッパで多く取り入れられている教育メソッド「モンテッソーリ教育」に基づき、「イヤイヤ期」と言われている敏感期についての解説、敏感期の子育てを少しでも楽しめるような思考方法や子どもへの声のかけ方などが紹介された。
洪さんは、「服を着る順番など、よくわからないこだわりをもつ」「危ないことをしたがる」「ティッシュを出しまくる」「『なんで?』と聞きまくる」など、敏感期の幼児に見受けられる言動を挙げ、それらが言語や運動能力、秩序、感覚などを自ら伸ばすために行われていることであると説明。かけがえのない敏感期を「かわいい」と思えるような工夫が紹介された。
また、現在日本が実質賃金指数、GDP、出生率、ジェンダーギャップ指数ともに低下していることや、あらゆる企業のAIの導入、未曽有の感染症拡大などにより先が見えないなかで、これからの時代の子育てにおいて大切な環境づくりなども紹介された。
参加者からは、「『イヤイヤ期』で片づけていたことが、とても大切な敏感期だったということを知れてよかった」「オンマだけでなく、アッパにもぜひ聞いてほしい」「子育てにおいて大事なことが、ウリハッキョの重要性とつながっていて、意義深かった」と感想が寄せられた。
洪さんは、コロナ禍でも子育てサークルの運営者を助けたいとの思いから、各地の子育てサークルや個人主催の依頼を受け付けている。「企画の開催を希望される方は、お気軽にご連絡ください。」(洪愛舜さん:esn77.luckydrive@gmail.com)
(蘭)