新鮮な子どもの表現
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お正月休み明けのある日、私は仕事へ、
子どもはまだ学校が冬休み中だったので、1日学童へ行っていた子が
宿題の日記を自分で考えて書いたというので、「偉いね! 何書いたの?」とみてみた。
すると。
「(2歳の弟の名前)が 母に どげざしました。」と書かれていた。
マンガでこの時の場面を描くとしたら、私はきっと目ん玉が飛び出ていただろう。
土下座? 2歳の子に土下座させた覚えが果たしてあっただろうか?
私は記憶喪失になっているのだろうか?
ひとしきり戸惑い、うろたえながら、
とりあえず、これはいつのどこの場面を描いたのか聞いてみた。
すると、新年のあいさつをするときの場面だと教えてくれた。
そう、新年の朝鮮の挨拶、弟が歳拝(セベ)をするときの様子が土下座みたいで面白かったのだそうだ。
それを聞いて思わず大笑いしてしまった。
そっか、でもこれだと変に誤解されるから、文章書き足そうね!というと、
大笑いされたのが嫌だったのか、「全部消す!」と言い出したので、
「この表現はとってもいいから、消さないで!」とお願いして
書き足してもらった。
「(弟の名前)が 母に どげざしました。
どげざのような しん年のあいさつでした。」
絵にしろ文章にしろ、子どもの表現は、新鮮で見るからに楽しい。
大人が全く考えつかない表現をするのだ。
そういった表現を見るたびに子どもに感心し、
自分は凝り固まった大人になってしまったな、とおもう。
自分は凝り固まった大人になってしまったな、とおもう。
上記の日記のように
最初の1文で、びっくりさせ、次の文章で笑いにもっていくなんて、なんて高等な技術だろう。
と思ってしまうのも、大人になってしまったせいだろうか。
子どもの表現をみたり聞いたりできるのは、
とても貴重で面白く、私自身も日々学ばせてもらっている。
何かあれば今後も忘れないようメモしていこうと思う。(愛)
※明日のブログ「日刊イオ」はお休みとなります。次回更新は17日水曜日です。