月刊イオ3月号が完成!
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本日、月刊イオ3月号が完成しました。あたたかな表紙に目がとまります。今月号も、作者の李稀玉さんが特集テーマに合わせて描き下ろしてくれました。コメントも寄せられています。
「10年前にテレビで見た津波や原発事故の映像を今もまざまざと覚えています。その春に咲いた桜は傷ついた人々を慰めるように感じたものでした」
特集は「明日へつなげる―3・11の記憶 東日本大震災から10年」。以下、リード文です。
―2010年3月11日の東日本大震災は多くの命を奪い、人びとの暮らしを一変させた。宮城、福島、岩手、茨城の4県で多数の犠牲者、家屋全壊44軒、半壊43軒、店舗・事業所の全壊62軒、半壊87軒、福島第一原子力発電所の爆発事故による避難指示、屋内退避区域の被害24軒、東北朝鮮初中級学校本校舎全壊など在日同胞の被害も甚大だった(総聯中央の集計、2011年10月末現在)。未曽有の大災害の記憶と経験を未来につなげるため、震災から10年を迎える被災地域の同胞社会を訪ねた。―
イオ編集部からは2人の記者が現地入り。見聞きし感じたことを14pで紹介しています。また、震災後から現地の朝鮮学校を支援している人々の取り組みも2pで集めました。日本のニュースや新聞ではほとんど報じられることのない、被災地の同胞社会の声、姿が詰まっています。
2月号から始まった著名人へのインタビュー、今回は作家の柳美里さんを訪ねました。著書『JR上野駅公園口』が昨年11月に全米図書賞の翻訳文学部門を受賞したことや、2015年から福島県南相馬市に移住したこと、さらに18年から営んでいるブックカフェについて聞いています。
他にも、朝鮮学校高級部を卒業してJリーグにストレート入団し、20年にわたり第一線で活躍後、昨年12月に現役を引退した李漢宰さんへのインタビュー、東京朝鮮中高級学校美術部展「はじめての日常」展ルポ、幼保無償化除外問題に関する解説、各種オンラインイベントなど、この期間の同胞社会のニュースが詳しく報じられています。
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