米軍大空襲で犠牲になった朝鮮人~13日、大阪と東京で追悼集会
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3月13日、東京と大阪で、日本の植民地支配期の米軍の大空襲によって犠牲になった朝鮮半島出身者を悼む集会が開かれる。
「東京大空襲76周年 第15回朝鮮人犠牲者追悼会」は、墨田区の横網町公園内東京都慰霊堂で11時から行われ、国会議員も参加の予定だ。
76年前の1945年3月10日。米軍の爆撃によって犠牲になった朝鮮人負傷者は約4万1万人余り、死者は1万人を超えると言われている。東京大空襲時の朝鮮人犠牲者については長らく歴史に埋もれていたものの、東京朝鮮人強制連行調査団による粘り強い調査により、事実が明かされてきた。
ライブ配信も行われる。URLは、下記サイトを参照ください。
https://tokyosinsoutyousa.hatenablog.com/#edit
大阪では初、朝鮮名での記録求める
大阪でも大阪大空襲で犠牲になった朝鮮半島出身者を追悼する初の集会が、最初の大空襲から76年を迎える13日14時半から、大阪市北区のPLP会館で開かれる。
集会では、実行委員会の調査で確認がとれた犠牲者159人の名簿を祭壇に置き、無宗教方式で祈りを捧げるという。また、「創氏改名」などの著作がある水野直樹・京都大名誉教授が「本名で追悼すること」と題して講演する。
敗戦直後の旧陸海軍関係文書「内地在住朝鮮人戦災者概数」によると、府内の戦災者のうち朝鮮半島出身の人が8・19%を占める。ただ、実行委が調査するまでほとんど詳細は不明だった(朝日新聞)。
実行委は2020年8月4日、大阪市中央区のピースおおさか大阪国際平和センター(「ピースおおさか」)に設置された「大阪空襲死没者を追悼し平和を祈念する場」(刻の庭)の銅板に、大阪大空襲で犠牲となった金麗濬さんの名前が日本名で記録されていることについて、朝鮮名での記録を求める申し入れを行っていた(朝鮮新報)。
当日、会場に行けない場合でも、12日まで下記のアドレスまで名前、年齢、性別、所属またはお住いの地域(市区町村まで)を記入のうえメールを送信すれば、YouTubeで生配信を見ることができる。
お申込メールアドレス:hwongi19@gmail.com