イオ4月号が完成しました
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特集は「ウリ図書室ツアー」です。今月号も表紙にぐっと惹きつけられます。特集の内容に沿って、李稀玉さんが描き下ろしてくれました。イラストにコメントも寄せています。
「金色の鳥は子どもたちの想像力の具現化みたいなイメージです。本という扉を通じて、未知の世界をたくさん旅して楽しんでほしいです」
(以下、特集の趣旨文から)
公的な支援が不足する中でもさまざまな工夫が凝らされ、個性ある取り組みも盛んな朝鮮学校の図書室。子どもたちが素敵な本と出会えるよう、今日もたくさんの人が環境の充実化に情熱を注いでいます。小さくても粒ぞろい、魅力がたっぷり詰まったウリ図書室を覗きに出かけましょう!
日本各地にある朝鮮学校の図書室巡り、朝鮮大学校の図書館紹介、朝鮮学校での読書活動に長年尽力されてきた先生方による対談、児童たちのアウトプット(作文)に注目したエッセイ、そして本好きのお二人によるおすすめ図書と、盛りだくさんの内容になっています。
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特集以外にも目玉企画が。近年、朝鮮学校を訪れるなど在日朝鮮人とのつながりを広げ、学び、発信し続けているお笑い芸人・村本大輔さん(ウーマンラッシュアワー)が対談で登場します。
お相手は、ノンフィクション作家の木村元彦さん。在日朝鮮人を取り上げた書籍や記事も多く、近著ではパフォーマー・ちゃんへん.さんの自伝『ぼくは挑戦人』を本人とともに手がけています。お二人が大阪の朝鮮学校を訪ね、行った対話を5pにわたって収めています。
「お笑いのネタにすることで誰かの人権を消耗している」という葛藤など“過程”にいながら表現を続けることに言及していたりと、イオでの対談だったからこそ引き出された言葉があったと思いました。ぜひ読んでみて下さい。
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4月号では他にも、2020年度の「花園」で大会3位の快挙を成し遂げた大阪朝高ラグビー部と関東大学リーグ2部で闘う朝大ラグビー部の両監督によるオンライン座談会、今年1月8日に韓国のソウル中央地方法院が下した「慰安婦」訴訟判決の解説、神奈川朝高の高3に贈られた各企画、映画「私はチョソンサラムです」のレビューと上映会のお知らせなど、多彩なニュースを取り上げています。
月刊イオはAmazonで1冊から購入可能。また、「イオweb」から定期購読の申し込みもできます。webでは無料閲覧できるページもあるので(本日以降、順次公開)チェックしてみて下さい。