イオ5月号特集は「わたしのモノ語り(仮)
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ただいまイオ編集部は5月号の制作真っ只中です。
特集は、「わたしのモノ語り(仮)」。
長年、大切にしている「モノ」を通して、出会いや人生を語ってもらうエッセイ企画です。
ふと、私が長年大切にしているモノはなんだろうと思い、部屋にあるものを探してみたところ、朝鮮大学校時代の写真やアルバム、家族写真などが出てきました。
2007年の卒業アルバムを見返すと、現在もともに同じ職場で働いている先輩もいて、この頃はお互い話した事もなかったのに、数年後にはともに同じ雑誌を作るだなんて想像もしなかっただろうなと、不思議な気持ちになりました。今では堂々と「同志」と言える大切な存在となっています。
ちなみに、私の兄も同じアルバムに載っています。私は2年制、兄は4年制で、同じ年に卒業しました。こうやって改めて見てみると、さすが兄妹、そっくりです。
そういえば、私が大阪から東京・小平にある朝鮮大学校に慣れないリクルートスーツを着て到着した時、ちょうど校門近くで学部の受付をしていた兄が声をかけてきたのですが、その時、なんだか彼は嬉しそうな顔をしていたのを覚えています。
「この時、こんな事あったな」「楽しかったな」「みんな若いなぁ」
アルバムひとつで、たくさんの思い出が蘇りました。
さまざまな人たちの「モノ語り」、ぜひお楽しみに!(麗)