「ツイてない日」、優しいひとこと
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生きていると「ツイてない日」はざらにある。
先日、スーパーへ食料を買いに行った時のこと。
自転車のかごに荷物を乗せ、動かそうとした瞬間にバランスを崩し、袋に入っていた卵、ミニトマト、ほうれん草を地面にぶちまけてしまった。
パックから飛び出したミニトマトはドラゴンボールのように四方八方に飛び散った。
人間、思わぬ事態が起きるとしばし思考停止するもので、目の前の惨状をただただ見つめるしかできなかった。
この一連の出来事を見ていた見知らぬ女性が、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。
ほんの少しのひとことで救われた気がして、なんとか気持ちを持ち直すことができた。
まずは一番被害が少ないビニールに包まれたほうれん草、次にミニトマトを拾う。トマトは洗えばいいやと前向きに考え出した。
最後に、割れたものは玉子焼きにしたが、包丁で切った際の一切れをまた地面に落とし、嘆いた。
「ツイてない日」、今回限りにしてほしい…!(麗)