25年ごしの結末と爽快感
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先日、シン・エヴァンゲリオン劇場版を観に行った。
エヴァンゲリオン、最後の結末が描かれた映画だ。
元々の公開日は2020年6月27日だったものの、
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2度延期され
2021年3月8日に公開された。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2度延期され
2021年3月8日に公開された。
エヴァンゲリオンのアニメのスタートは1995年10月4日から。
1996年3月27日にかけて夕方の時間帯で放送されていた。
1996年3月27日にかけて夕方の時間帯で放送されていた。
私はそのとき中学生。
通学バスで1時間かけて長野の朝鮮学校に通ってたのだが、
部活を終えて帰るとちょうど
エヴァンゲリオンのアニメが始まる時間だった。
部活を終えて帰るとちょうど
エヴァンゲリオンのアニメが始まる時間だった。
いままでとはすべて異色のアニメ。
フォントを効果的に取り入れた独特の世界観に一気に魅了された。
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」という台詞が有名な
主人公のシンジくんの鬱屈感が、
当時、中学生だった私の精神状態と似通っていたのも
魅了された理由だと思う。
魅了された理由だと思う。
アニメ最終回は、「え、これで終わり?」と茫然とするほど
謎だらけで衝撃的だった。
謎だらけで衝撃的だった。
そのときから25年の歳月を経て、いよいよ本当に最後の結末を描いたということで、
これは観にいかなくては!と思い、平日休みの早朝に子どもと観覧。
内容は詳しくは書かないが、
もう、文句のつけようもない、最高の結末だった。
コロナ禍の現在、ただ生きていくことさえ難しいといわれる時代に、
ずっと気になっていた結末をようやくみることができたことに、
感謝をせずにいられなかった。
霧がようやく晴れたような爽快感さえ感じた。
25年の月日を経たからこその、感激だった。
子どもだった私が、衝撃を受けてはまったアニメの最終回を、
自分の子どもと一緒に観に行けているということも不思議で、嬉しかった。
大人になったいまだからこそ、深く受容できるものだった。
監督した庵野秀明氏の製作現場に密着した番組をみたが
面白いものを、納得いくものを作り上げたいという気概がすごく、
本当に全身全霊、命を削るような日々を過ごし映画を製作していた。
このアニメ映画は、ただのエンタメには収まりきらない、壮大な物語だと感じた。(愛)