食への執念
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先週の出来事。
締切が迫るイオ6月号の制作期間。残業を終え、駅まで歩いて帰った。
ちょうど19時を過ぎた頃、日暮里駅近くにある台湾料理屋のラーメンが無性に食べたくなり、足早に店へと向かった。
ラーメンだけにするか、それとも餃子も付けようか…でももう19時20分…!20時閉店まで時間がない!!
妄想と焦りとわずかな可能性を抱きながら店に入ると、、
「もう終わりました」
ラストオーダーを過ぎていたようだ。
ガックリと肩を落としたあと、完全にラーメンと餃子の口になっていた状態をなんとか同じ中華で埋めようと出前アプリをひたすら見ながら帰宅した。
その日は結局、コンビニのラーメンで心を落ち着かせた。
そして昨日、6月号の締切を終え、今日こそはあの時のリベンジだ!とウキウキしながら店へと向かう。
もう頭の中はラーメンと餃子でいっぱいだ。
「6月11日まで休業します」
店の扉には臨時休業の貼り紙が。
遠くから見える店の明かりがついていなかった事でなんとなくそんな予感はしていた。
このご時世が憎い。が、仕方がない。
結局、来月までお預けとなってしまったが、6月11日はちょうど7月号の締切を終えた頃だ。
「次こそは絶対食べたる!!」
そう心に誓ったが、我ながらこの食への執念はなんなのだろう。(麗)