申し込みは明日23日まで! オンライン講演会「今こそ問う朝鮮文化財の返還問題」
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朝大朝鮮問題研究センターが主催
南永昌遺稿集「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」出版記念講演会「今こそ問う 朝鮮文化財の返還問題」(主催:朝鮮大学校朝鮮問題研究センター)が6月26日14時から、朝鮮大学校とオンラインで行われる。
講演会の登壇者は2人。
同大文学歴史学部の河創国教授が、「朝鮮社会科学院・考古学研究所との古代遺跡共同発掘事業に参加して」と題して、
慶応義塾大学非常勤講師の五十嵐彰さんが「文化財返還問題について」講義する。
南永昌さんは、東京朝鮮中高級学校、東洋大学を経て「朝鮮時報」記者として活動。退社後、働きながら研究を続け、略奪された朝鮮文化財の研究に生涯をささげた。その仕事をまとめたのが2020年8月15日に出版された「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」だ。
本書には、朝鮮時報に1995~96年に連載された「朝鮮文化財、なぜ日本に」、2015~17年に朝鮮新報に連載された「奪われた朝鮮文化財、なぜ日本に」が所収されている。
日本による朝鮮植民地時代、朝鮮の文化財は日本の支配者や植民者によって、破壊、略奪、散逸され、日本に多く流出された。今の日本の美術館の多くに朝鮮から持ち出された文化財が来歴も記されないまま、展示されている。
…一体誰の手によって持ち去られ、今、それらはどこにあるのか。戦後70年を経て、世界で進むコロニアリズムの清算と文化財返還問題。いま、朝鮮半島の日本の間に横たわる文化財返還問題も、早急に解決が求められている…(本書から)
文化財とは、その民族の文化、歴史、精神、暮らしを象徴するものだ。緻密な調査で、日本が朝鮮の文化財を奪った「行為の底」にあるものを見つめつづけた南さん。その仕事を振り返る。(瑛)
●日時:6月26日(土)、14時~16時30分
●会場:オンライン配信(オフライン会場は朝鮮大学校・記念館4階講堂、先着25名)
●参加費:無料
●参加方法:住所、名前、所属、電話番号を記載の上、件名に【講演会参加】と記入し、6月23日(水)まで下記EメールまたはFAXにて申込み。オンライン希望の場合は開催日まで送られる視聴用URLから参加。●主催&問合せ:朝鮮大学校朝鮮問題研究センター(TEL042-346-0414、FAX042-346-0405、kucks1105@gmail.com)