奇想天外、楽しい絵本
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コロナ禍の中ですが、子どもが通う学校では、月1回の絵本の読み聞かせが、オンラインで続けられています。
今日は、そこで出会った2冊の絵本を紹介します。
「人形いたずら作家」を名乗るペク・フィナさんの絵本は、どれも奇想天外。
「ぼくは ひとりで あそぶ」から始まる物語は、おもちゃ屋のおじさんからもらった「あめだま」から話が広がっていきます。
大きさ、かたちも、色々な飴玉…。舐めるとソファが話しだし…(それも関西弁!)。翻訳は、ぼくがラーメンたべるとき」などが人気の長谷川義史さん。ペクさんの『天女銭湯』『天女かあさん』もおススメです。
『チェクポ おばあちゃんがくれたたいせつなつつみ』は、1970年代、朝鮮半島南部の農村が舞台です。チェクポは、教科書やお弁当を包む風呂敷。少女の胸にうずまく憧れや嫉妬心に、自身の幼少期がよみがえるのでした。絵も素敵です。
この2冊は自宅の近所にある絵本屋さんが推してくれました。
素敵な本屋さんで、絵本のソムリエさんがいらっしゃいます。コロナの中、出版業界を見ると、いい本がたくさん生まれていると感じます。
いい本に出合うと、本や映画をもっと楽しみたいな、という気持ちが湧いてきます。(瑛)