コロナ禍でのオンラインライブ。

この形式でイベントを視聴することにもすっかり慣れた。

先日、推しのオンラインライブが開催され、約2時間ほどパソコンの前にかじりついた。

この日のライブでは約6万人が視聴したとのことだが、全く実感が沸かない。

2年前に推しの全国ツアーに行ったことがあるが、あの興奮と熱狂と臨場感に比べると当然、見劣りする。

「今年は全然夏らしいことしてない」

後輩の言葉を聞き、確かにそうだなとハッとした。

私にとっての「夏らしいこと」ってなんだろうと考えた時、やっぱりこれだなと思った。

ビール。ビアガーデン…！　夏といえばこれである。

今のコロナ禍ではもう夢のような話になっている。

オンラインライブが増えたと同時に、パソコンの前で乾杯する機会も増えた。

毎回これをやる度になんだかシュールな光景だなと思ってしまう。

一人で精密機械に向けて何してんだろとほんの一瞬考えてしまう（ライブが始まってしまえばどうでもよくなる）。

ある意味、このご時世にしかできない体験をしているのだが、人と乾杯する方が数倍楽しい。

今年の夏が終わってしまう前に、他の「夏らしいこと」を見つけるか。（麗）