慶尚道の사투리(方言)
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現在、鋭意制作中の10月号特集は「우리말(ウリマル)ー掴む、話す、考える」。
特集内の企画では、「私の好きなコヒャンマル」と題し、朝鮮の사투리(方言)にまつわるさまざまなエピソードを紹介します。
私自身も在日1世の祖父が、食事の際には必ず昔の話をウリマルで話してくれたので、生きた方言を聞くことができました。ただ、高校から寮生活だったため、当時幼かった私には祖父が話す方言はなかなか難しく、意味を完全には理解できませんでした。
祖父の言葉が方言だということを完全に理解したのは、祖父が遺してくれた自叙伝を読んでからでした。
祖父の自叙伝の一部を転載。
≪아이구야! 니가 우짠 일이고?!≫
≪놀로 왔심더.안사장어른,고모부님이랑 다 편안하십니꺼.≫
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≪힝아 저런 말 하는데 우야만 좋노?≫
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≪각중에 멋고?≫
≪?니 머러카노? ~≫
≪~생각이 있심더≫
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語尾や言葉自体が変わる言葉たち。なかなか面白いです。
この自叙伝で、
힝아が형の慶尚北道の方言だということも学びました。
≪우야만 좋노?≫≪각중에 멋고≫≪?니 머러카노? ~≫に至っては、物語の前後でようやく理解ができるものの、単独で見ると新しい言葉かなと思うほど。
のちに、朝鮮学校で標準語のウリマルを勉強していればこそ、理解ができるものだなとも思いました。
基本を知っているからこそ、方言で言葉が微妙に違っても、物語を読むことができるのが朝鮮学校卒業生の強みなのでしょう。
さて、今日は締切日です。最後まで気を抜かず10月号を仕上げたいと思います!(愛)
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