オモニの手作りヤンニョム
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大阪に帰省した時、オモニに「ヤンニョムを作って欲しい」とお願いした。
一人暮らしをしていると、どうしても「朝鮮の味」が恋しくなる。
スーパーで買ったコムタンクッパやサムゲタンを食べた時に、ヤンニョムがあれば完璧なのに…とどこか満たされない気持ちになったことがしばしば。
それをオモニに話したところ、手作りのヤンニョムを瓶詰めしたものを送ってくれた。
それがちょうど無くなったので、今回、新しいものを要求。笑
帰省中、ヤンニョムの材料や食卓に並ぶキムチなどを買いに、両親と朝鮮市場(生野コリアタウン)まで足を運んだ。※昔から親が조선시장or朝鮮市場と呼んでいたので、自分もいまだにこう呼ぶ。
話は逸れるが、朝鮮市場は今ではすっかり観光地化していて、韓国のアイドルグッズやコスメ、雑貨、グルメなど、新しい店が続々と出来ていた。
多くの中高生で賑わうなか、地べたにテーブルを置き、お茶を飲んで休憩するキムチ屋の店員や、昔ながらの豚肉店、歴史を感じる商店など、幼い頃から慣れ親しんできたものと最先端の流行が並ぶ光景が、なんだか不思議な感覚だった。
……
家に帰ると早速、オモニがヤンニョムに使う大量のにんにくをすり潰す。私はその横で、スルメキムチ用のスルメを黙々と割いた。
コチュカルの封を開けると、一気に朝鮮の香りが充満。早くも食欲をそそる。
そして完成したのがこちら。左は、これまたオモニが漬けた梅干し。熱中症対策に、と持たせてくれた。
ハチミツは一切入れない、直球どストレートの酸っぱさ。こっちの方が減りが早い。
これでしばらく朝鮮の味を楽しめる。(麗)