『キネマの神様』を映画館で観て
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先日、松竹映画100周年を記念した作品となる
『キネマの神様』を映画館で鑑賞した。
月刊イオ8月号にて山田洋次監督がインタビューに応えていただいたのが記憶に新しい。
以前のブログにも書いたが、山田洋次監督の最新作をぜひとも映画館で観たかったのだ。
観たあとは、不思議に、心の片隅に明かりが灯りつづけるような、素敵すぎる映画だった。
次の日も、その次の日も余韻に浸れるほどに、すごくよかった。
新型コロナで撮影が始まる直前に亡くなってしまった志村けんさんの遺志を、親友の沢田研二さんが見事に引き継いでいた。私自身は沢田研二さんといえば、歌手というイメージしかなかったのだが、本当に実在していそうなダメダメな父親をみごとに演じていて、演技力にびっくりした。
過去パートを演じた野田洋次郎さんと菅田将暉さんの歌う主題歌「うたかた歌」も映画の余韻を何段階も引きだたたせていた。
菅田将暉さんが自身のラジオで、以下のように語っていたのが印象的だった。
過去パートをほとんど撮り終えた3月末、突然の志村けんさんの訃報、そしてパンデミックで撮影が中断していたときに、野田さんがこのデモを手紙がわりに関係者に送ってくれて、そこから何か再開へと動き始めたような気がしたと。
過去パートをほとんど撮り終えた3月末、突然の志村けんさんの訃報、そしてパンデミックで撮影が中断していたときに、野田さんがこのデモを手紙がわりに関係者に送ってくれて、そこから何か再開へと動き始めたような気がしたと。
そしてこの映画には、有名な日本映画へのオマージュも織り込まれていた。
私自身、日本映画に疎いので、映画を見た後に知った。
生粋の映画好きにはたまらないないオマージュだという。
今度はその日本映画も見た後に、また再度見てみたいと思った。
生粋の映画好きにはたまらないないオマージュだという。
今度はその日本映画も見た後に、また再度見てみたいと思った。
未曽有のパンデミックで映画業界も危機を迎えているいま、
映画館で映画を観るということの大事さにも気づかされた映画だった。
映画を愛するひと、大切なひとがいるひと、
そして、喧嘩ばっかりしている家族同士でも、一緒に映画館でぜひ観てほしいと思う映画だった。
そして、喧嘩ばっかりしている家族同士でも、一緒に映画館でぜひ観てほしいと思う映画だった。
観終わってすぐに、両親にも電話し、「ぜひふたりで一緒に観に行って!」とおススメした。
ただ地方はすでに上映館が少なくなっていた。もし両親が映画館で観れなかったとしたら、DVDが発売されたら即両親にプレゼントしようと思う。(愛)